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HSPは、「どうせ私には無理(ムリ)」と思ってしまいがち…です。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「HSPは、『どうせ私にはムリ』と思ってしまいがち…です」というテーマでお話したいと思います。

世の中には、やる前から「どうせ私にはムリ」と、直ぐにおっしゃるHSPがいます。HSPの中でも、マイナス感情が発達していて、自分の能力を低く見積もるクセがある人です。

ちなみに、HSPとは、ハイリー・センシティブ・パーソンの略で、人一倍敏感な人という意味です。

マイナス感情が発達しているHSPにとって、外界は自分の手に負えない世界であり、人生は切り開けるものではなく、よって、HSPは、「無力な自分は、人生に翻弄されて生きるより他ない」と考えがちです。

私は、「マイナス感情が発達しているHSPは、幸せにはなれない」とは決して言いません。けれど、俗に言う、「成功とは、縁遠い生き方をしている」とは、言えそうです。

その一方で、マイナス感情が発達しているHSPは、小さな目標を達成して喜んだり、何気ない人の優しさに心打たれたりするといった、小さな幸せ感はたくさん味わうことが出来ます。私が、「マイナス感情が発達しているHSPでも、幸せになれないとは限らない」というのは、そういった理由からです。

ここで私に、マイナス感情が発達しているHSPに提案があります。

それは、何か事にあたる時には、あなたの得意な想像力をいったん封印して、取り敢えず何かを始めてみてはいかが? ということです。

先のことを予測しない、目の前にあることを淡々と進める。そうすれば、気がついた時には、また違う景色が見えるようになっていることと思います。ぜひ、試していってみてください。

もう1度言います。「どうせ私にはムリ」とおっしゃるHSPのあなた。
取りあえず何かを始めてみましょう。
失敗しても成功しても、あなたには経験という大きな財産が残ります。

というわけで、今日は、「HSPは、『どうせ私にはムリ』と思ってしまいがち…です」というテーマでお話させていただきました。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。      

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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