【老舗から新進気鋭のあの名店も!】手土産にもおすすめな絶品和菓子3選
食にまつわるあらゆる情報を発信しているスパ夫です!
今回も日本あんこ協会あんバサダーの私スパ夫が厳選する、東京都内を中心に買える、あんこ・和菓子の名店と、そこで買うべき傑作をさらに3品ご紹介!
残暑の厳しいこの時期を彩ってくれる、素敵な商品をセレクトしました。
自分へのご褒美、大切な方への手土産にお役立てください。
【掲載動画】
①榮太樓總本鋪 名代金鍔 1個 ¥324税込 賞味期限:当日 ※個包装ver.:30日
”金鍔(きんつば)”といえば、もう殿堂入りレベルの名店でしょう。
刀の鍔を模したことからこの名がついた金鍔は、薄く伸ばした小麦の生地で餡子を包んで、丸く整形したものをごま油で焼いたもの。
元々は京都で銀鍔という名前米粉の生地で作られていたんですが、江戸時代に東京に渡った際に小麦を使うようになったおかげで、より黄金色の焼き色がついたことから、”銀より金の方が良いでしょう”ということで金鍔となった由来もあるようです。
今では形が四角になったりごま油使わなかったりするものもある中で、榮太樓さんでは、本来の丸くて平たい形でごま油を使って焼くという、200年前の味と同じ伝統的な製法にこだわっています。
小豆本来のコクを活かした甘みとあるんですが、まさにそれを感じるお味。
香り高い希少な十勝産のえりも小豆を丁寧に渋抜きして粒感を残した餡は、ごま油のコクと相まってため息が出る美味しさです。
そして榮太樓さんの金鍔の特徴の1つが、極薄皮。
白い生地の色がギリ見えるくらいの薄皮は、たい焼きでも饅頭でもない、”純粋に餡子を楽しむべきお菓子なんだ”という、金鍔のアイデンティティを感じさせてくれます。
工場製造した個包装タイプはオンラインでもGET出来て、賞味期限が約30日ほどありますが、狙うべきは当日賞味の店頭販売品。
特に日本橋本店と日本橋三越の店舗では職人が店頭で焼き上げたものを持ち帰ることができるので、お店に行ける方はぜひともこちらまで足を運んでいただきたいです。
日本橋高島屋や玉川高島屋などにも個包装ではない金鍔あるんですが、そちらのものは工場で職人さんが焼いたものとのことで、こっちももちろん美味しいんですが、やはり店頭焼き立ての味は格別です。
②鈴懸 あんみつ ¥735税込 賞味期限:当日
福岡の博多に本店を構える、鈴懸さん。
福岡以外では東京にしかお店がなく、新宿伊勢丹、ミッドタウン日比谷、麻布台ヒルズでGETできます。
以前に【○すず籠】という傑作をご紹介しましたが、今回ご紹介するのはより夏の時期におすすめしたいもう1つの傑作です。
こちら定番のあんみつは。4月から10月くらいまでの季節限定商品で、店頭でしか手の入らない名品中の名品。
時期によってトッピングの果物が変わるので、また買いたくなっちゃう楽しみもあります。
このあんみつ、全部で4つのパーツに分かれていて、一番上が白玉と粒感満載のあんこ、その下には絶妙なサイズ感にカットされた果物たち、カップの底にはメインの寒天が構えており、別添で謎のシロップが入っています。
このシロップの正体は後ほど。
白玉はもちもち食感で程よい弾力、そしてきめ細かい質感が美味。
あんこは大変粒揃いが良い粒あんで、あんこの味というより豆の美味しさを感じられる隠れた逸品。
そして季節のフルーツは、オレンジにキウイにいちご、りんご、なんとメロンも入っておりました。
そしてメインの寒天ですが、よくある賽の目状にカットされておらず、まるでゼリーのようにカップ全体収まっているのが、鈴懸さんのあんみつの特徴。
これは鈴懸のご主人の原体験に基づいて形となったもので、寒天をすくって食べるという、なんとも贅沢な気分に浸れます。
あんみつの名店、上野のみはしさんの寒天は、しっかり硬めの磯の香りがする寒天でしたが、鈴懸さんの寒天は、ほろっと崩れる柔らかめの上品なお味って感じです。
そして別添の謎のシロップの正体ですが、これがなんと鈴懸特製のメープルシロップ!
これをかけていただきます。
この組み合わせ、他のお店では滅多にないアプローチなんですが、メープル自体、砂糖の代わりに煮物の甘みづけに使っても美味しかったりするくらい、和物との相性が実は良いんです。
このあんみつも例外ではなく、さっきの寒天の上品さはこのメープルを一緒になる前提だったのかと思うほどに美味しさの化学反応が起きちゃってます。
何よりメープルを吸ったあんこがめちゃうまい...!
こんな洋と和を見事に調和させた餡蜜、ここ鈴懸さんでしか味わえないでしょう。
【原材料/栄養成分表示】
③HIGASHIYA GINZA 最中 大納言粒餡 ¥918税込 賞味期限:製造日より150日
近年の東京あんこ・和菓子ブームを牽引していると勝手に思っている、HIGASHIYAさん。
昨年紹介するのを我慢していた商品がこちらの最中。
最中…?と言って良いのか、どうかといった見た目なんですが、歴とした最中です。
まるでキットカットのように細く加工された最中に、別添のあんこを絞っていただきます。
美しいを通り越して少し気を使うレベルの繊細な最中なので、手に取る際はご注意を。
ちなみに我が家は1回目は取り出した瞬間に割れてしまいました。泣
あんこを自分で絞って食べる分、最中のパリパリ具合と香ばしさを味わえます。
あんこの味はもう間違いなし。
皮が割れにくく芳醇な甘さを持つ大納言小豆を使っているので、皮の食感も楽しめます。
最中の皮は、国産の高級もち米を使用しているようで、香ばしい香りが良き!
この最中、スティック状な点について、ただおしゃれなだけか?と思いきや、とんでもない。
断面みていただければわかるんですけど、一般的な最中と比較するとあんこと最中の皮の比率がだいぶ皮側に寄っているので、この細い食感含め、香ばしさ優勢の味でこれがまた美味しい。
HIGASHIYAさんでは、定番品の他にそのほか季節限定の味も並んでおりました。
これは通わねば…!
HIGASHIYAさんはパッケージが素敵すぎるので、量いらないけどセンスの良いもの渡したい時にはピッタリなお店なんです。
そして今回の最中、オンラインでもGETできるので是非ともお試しください!
【原材料/栄養成分表示】
まとめ
老舗の味から、既存のレシピに現代のエッセンスを加えた見た目も楽しめる和菓子など、新旧色々な和菓子に出会える素敵な時代になりました。
大切な方への手土産や、自分へのご褒美にどうぞご活用ください〜!
知る人ぞ知る、都内屈指の絶品和菓子の紹介は、こちらの記事からどうぞ。