【残暑を涼やかに彩る絶品和菓子】手土産にも最適なオススメ和菓子3選
食にまつわるあらゆる情報を発信しているスパ夫です!
今回は日本あんこ協会あんバサダーの私スパ夫が厳選する、東京都内を中心に買える、あんこ・和菓子の名店と、そこで買うべき傑作を厳選3品ご紹介!
残暑の厳しいこの時期を彩ってくれる、見た目も素敵な商品をセレクトしました。
自分へのご褒美、大切な方への手土産にお役立てください。
【掲載動画】
①いったつみとらどう 椰子(やし)の白わらび餅 ¥3,888税込 賞味期限:製造日より5日間
一言で表すなら今まで食べたことのない、「奇跡のわらび餅」です。
これ今回は帝国ホテル東京の”ガルガンチュワ”というホテルショップで買えるんですが、こちら帝国ホテルブランドの商品ではなく、「いったつみとらどう」というブランドのもの。
これは、神楽坂にある「石かわ」と「虎白」という2つの和食の名店の店主の方が共同で開発したお持ち帰り料理専門のブランドで、スイーツの他にも、鍋セットや炊き込みご飯の素など、プロ中のプロの逸品をオンラインでGETできるんです。
そんな逸品揃いのブランドの中でこの白わらび餅のみ帝国ホテルに卸していて、上述のガルガンチュワでGETすることができるんです!
キャッチーなトラのイラストが描かれた純白の箱をそーっと開けると、まずお目見えするのは、勿体無いほどの量のココナッツパウダー。
なんとも贅沢な量が入っているので、余すことなくいきましょう。
ココナッツのコクとほんのり感じる甘みもあり、これだけでもご馳走な雰囲気。
そしてその下に隠れているのが、待ってましたなわらび餅。
程よいひと口サイズにカットされているんですが、
真っ白なんです。美しい。
これやっていること自体は、わらび餅なんです。
食感自体はわらび餅のもっちもち食感に近いんですが、若干弾力のある感じもします。
そこから舌に感じる味は、確かなココナッツ!
品名にもある”椰子”とは、ココナッツのことでもあるんです。
ココナッツミルクをベースに、牛乳や生クリームも使われていて、ミルキーかつ濃厚な味でため息が出る美味しさです...!
食感は”和”なんですが味は”洋”、なんならエスニック的なニュアンスも感じるような
何なんだこれは!と思わせる未知の味です。
それでいて甘さは控えめで、口の中でなくなったと同時に次の一口を求めてしまう、食感然り、味然り、未知の美味しさです。
一箱¥4,000って冷静に考えたら結構お高めですが、これは買う価値ある!というのが、私たち夫婦の結論です。
帝国ホテルのガルガンチュワでは配送は不可で店頭販売のみ、いったつみとらどうはオンラインサイトのみのお取り扱いで、全国に配送が可能ではありますが、毎月の製造量が決まっているようで、サイトに行った時にはほぼ完売していることが大半です。
毎月月初に入荷する、購入ができるようになるような噂も聞きますが、
遠方の方は再入荷お知らせ登録をしておくと良いでしょう。
結論、ここまでして買う価値あります。
お土産にも自分へのご褒美にも、激推ししたい逸品中の逸品です。
【原材料/栄養成分表示】
②SISIRI 流氷羹 ¥3,456税込 賞味期限:製造日より4〜5日
知ってほしいような知られたくないような、名店の逸品をご紹介します!
SISIRIさんは、東京恵比寿の住宅街の中にお店を構える、知る人ぞ知る和菓子の名店。
北海道産の素材をベースに、癒しに満ちた北の暮らしを様々な商品、様々な角度から届けている、私の大好きなお店です。
ベース、和菓子ではあるんですが、今までの和菓子の概念にはない素材や見た目そして味わいは、和菓子の枠に収めるのが勿体無いほど。
そんな傑作揃いの中、今回ご紹介したいのが【流氷羹(りゅうひょうかん)】
もう”なんですかこれ”と言いたくなるんですが、品名の最後にある”羹(かん)”の文字から、かろうじて羊羹であることがわかります。
蝦夷ベリー、別名ハスカップとも呼ばれる北海道特産のフルーツを使った羊羹の上に、白餡の羊羹を重ねて、その中に雪に見立てた求肥を散らした見た目から特別感を感じる逸品です。
側面美しすぎませんか…?
上から見ても横から見ても美しいの一言なんですが、横から見た時のチラッと見える、蝦夷ベリーの鮮やかさと、流氷を思わせる少し霞んだ感じの清涼感感じる見た目、残暑の厳しいこの時期に目でも楽しませてくれます。
白餡のベースはインゲン豆の一種である、北海道産の大手亡豆を使用。
あっさりとした甘味で合わせる素材の味を引き出す魅力があるんですが、今回では甘味とこのうっすら透ける流氷の感じを表現しつつ、蝦夷ベリーの良さを引き出しています。
そんな蝦夷ベリーの羊羹はざらっとした羊羹ならではの質感ながらも、ベリーの酸味とみずみずしさを顕著に感じられて、手亡豆の羊羹といい対比が出来上がっています。
雪に見立てた求肥は少しギュッと固めたようなもちもち食感がいいアクセントに。
一番上には北海道産の天草で作った寒天を流し入れることで、食感に幅を生んでいます。
流氷羹は見た目は控えめながら、内に秘めたる情熱ようなものを蝦夷ベリーの鮮やかさに感じる、日本の奥ゆかしさが表現されているように勝手ながら思いました。
そしてこちら嬉しいことに、オンラインでもGETできます!
紙箱と木箱の2種類があるので、ご贈答には木箱を、ご自宅用には紙箱と使い分けると良いでしょう。
【原材料/栄養成分表示】
③中里 揚げ最中 1個 ¥186税込 賞味期限:3日
今回の商品の中で一番入手難易度が高い、いや高すぎる逸品中の逸品。
なのであまり教えたくない気もするんですが、「並ぶ価値大アリ」「一度は食べてほしい」という思いを込めてご紹介します。
中里さんは本店を明治6年に創業された老舗のお菓子屋さん。
本店は東京都北区駒込駅の近くにあるんですが、多くの方は東京駅近の大丸東京の方がアクセスしやすいでしょう。
ただ本店は午前中に完売することが多く、大丸東京でも1日に3回の販売時間が設けられていますが、どの時間帯も行列必至です。
通常の最中は焼いて作られるのに対して中里さんの最中は揚げている分、特有のコクが加わっているんですが、この最中が超美味しい...!
ごま油で揚げているので、香りがすごく良くて、ほんのりと感じる塩気も絶妙。
せんべいと違って噛んだ時に生地が一旦ぎゅって密集する感じ、病みつきになりそうです。
最中は湿気に弱いので、持ち歩きや保管の際には少し注意が必要。
袋の中にもご丁寧に書いてありましたが、基本食べる際はフライパンかトースターで軽く炙って、水分飛ばしてあげるとサクサク食感で楽しめます。
今回フライパンで軽く炙りましたが、カリッとした最中とほんのり温かくなったあんこが組み合わさるこの感じ。
妻と一言、「もっと買ったらよかったね〜!」と、まさにこう呟いてしまうほどに、とっても美味!
ごま油の旨味のある香りと絶妙な塩梅の塩加減、中の粒餡の確かな甘みと豆の風味、「こりゃ並ぶわ」と納得させられる味です。
1つが儚いサイズなので一瞬でなくなっちゃうんですが、この味は一度食べたら忘れられない味でしょう。
大丸東京店では、「10:00」「14:30」「17:30」の1日3回の販売時間が決められていて、今回は私は土曜日の14:30目掛けていきましたが、15分くらい前に行ったら既に長蛇の列が。
【揚げ最中】は1人12点までの販売制限がかかっているんですが、並んでいる最中の14:43分に「今回の販売分は完売しました」とのお声がかかりました。
かなりの人気商品ですが、並ぶ価値は大いにある逸品です。
【原材料/栄養成分表示】
まとめ
最近では和菓子の枠に収まりきらない見た目も味も素敵なものが多く、新旧色々な和菓子に出会える素敵な時代です。
今回紹介した商品で、新しい和菓子の魅力に触れていただけると嬉しいです!