ドラフト全体2位と1位の明暗◆史上初の2000安打&2000勝◆史上初の代打…【6月7日のMLB】
◆2007年6月7日
ニューヨーク・ヤンキースのジョー・トーリ監督が、史上10人目の通算2000勝に到達する。通算2000本以上のヒットを打った選手が、監督として2000勝は史上初。2342安打(1960~77年)&2326勝(1977~84、90~2010年)。監督2000勝以上の他9人中、1000安打以上は3人。レオ・ドローチャーの1320安打が最も多かった。選手時代のトーリはポストシーズンと無縁だったが、監督時代のポストシーズン進出は15度を数え、4度のワールドシリーズ優勝を果たした。通算勝利は歴代5位。2014年に殿堂入り。
◆1967年6月7日
シンシナティ・レッズが3対4で敗れる。5月28日から、11試合続けて1点差で決着した。7勝4敗。サヨナラ勝ちが4試合。6月8日は5対8で黒星。
◆1966年6月7日
ニューヨーク・メッツがドラフト全体1位で高校生捕手のスティーブ・チルコットを指名し、カンザスシティ・アスレティックスは全体2位で大学生外野手のレジー・ジャクソンを指名する。レジーは殿堂入りしたが、チルコットはメジャーデビューすらできなかった。それについては「歴代ドラフト・トップピック(その1)1965~1974/マントルやコーファックスになれなかった者たち」で書いた。
◆1892年6月7日
クリーブランド・スパイダースのジャック・ドイルが、代打として出場する。史上初の代打として長らく信じられていて、ドイル自身も1958年の大晦日に89歳で亡くなるまで、そう思っていたという。その後、チャーリー・ライリーが1892年4月29日に代打として出場したことが判明した。これが史上初かどうかは不明。
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