セブンプレミアムの2種のカップ焼そばは大きさや価格以外も違いあり!食べ比べてみた
セブンプレミアムのカップ焼そば2品を食べ比べ
今回は、セブン-イレブンなどセブン&アイグループのプライベートブランド「セブンプレミアム」のカップ焼そば2種、「ソース焼そば」と「大盛ソース焼そば」を食べ比べます。
両者とも東洋水産が製造を担当。前者は麺量90グラムで定価税込116円、後者は130グラムで192円となっており、価格とサイズが異なっています。
また、セブン&アイグループ各店の中でも前者はイトーヨーカドーなどスーパー系、後者はセブン-イレブンの専売商品となっていますが、両者並んでセブン-イレブンの店頭に並んでいるのを見かけることもあります。
製造者が同じでパッケージデザインも似通っているため、単に普通盛と大盛の関係に見える両商品。麺量以外にも他に違いがあるのか、両者を食べ比べていきたいと思います。
「ソース焼そば」と「大盛ソース焼そば」の内容物を比較
「ソース焼そば」には、別添袋「粉末ソース+ふりかけ」「かやく」「特製油」3つと90グラムの麺が入っています。
一方の「大盛ソース焼そば」には、別添袋「粉末ソース+ふりかけ」「かやく」「特製油」に加えて「特製カップスープ」の袋が入っており、戻し湯で作る中華スープが入っています。
東洋水産は「やきそば弁当」「焼そばバゴォーン」「昔ながらのソース焼そば」などスープがついた商品が多いですが、今回のスープは「昔ながらのソース焼そば」に入っているものと同じのようです。
両者ともに先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。どちらも「かやく」に入っているのはキャベツのみですが、前者はカットが細かいのに対し、後者は大切りに見え、少し量が多そうです。
麺は大盛の後者の方がひとまわり細くなっており、湯戻し時間も前者が3分、後者が1分と違いがあります。
「ソース焼そば」と「大盛ソース焼そば」を食べ比べ
「ソース焼そば」と「大盛ソース焼そば」のどちらも、「粉末ソース」や「特製油」と麺を混ぜ、「ふりかけ」のあおさや紅生姜と「かやく」のキャベツを組み合わせた構成となっており、大きな枠組みは共通しています。
しかし、食べてみると麺量以外にも細部では違いがあり、単に価格やサイズが違うだけではありませんでした。
粉末ソースの味はおそらく両者同じで、チルド焼そば「マルちゃん焼そば」のソースと同じ系統の味です。あの味が好きならば両商品ともおすすめ。「ソース焼そば」の方が合わせる麺が太く、それに合わせてかソースも少し濃いめになっており、濃い味で色味も濃くなっています。
また両者の麺量は40グラム違いますが、麺量の差ほどふりかけやキャベツの量に違いがないため、麺量の少ない「ソース焼そば」の方が麺量の割にふりかけやキャベツが多めです。
一方の「大盛ソース焼そば」は、まずは戻し湯で作る中華スープが入っているのが特徴。中華スープの塩気が強いためか、ソースは「ソース焼そば」に比べて薄めになっています。
「大盛ソース焼そば」の麺量は130グラムの大盛で、1分の短時間で湯戻しできる細麺となっています。細麺が大盛で食べ応え十分。
また、両方に入っている別添の「特製油」は麺をほぐしやすくし、またソースや麺に炒め感を付与する役目がありますが、この油の量が「大盛ソース焼そば」の方が圧倒的に多く入っていました。
たくさん入った「特製油」と細麺が絡むことで口当たり滑らかでほぐれやすくなり、炒め感も強め。「大盛ソース焼そば」の方が焼そばとしての食感や風味で大きく上回ってました。「ソース焼そば」は多少ほぐれにくいです。
それぞれに大きな武器
「ソース焼そば」と「大盛ソース焼そば」それぞれに売りとなるしっかりした武器がありました。
「ソース焼そば」は定価税込116円という圧倒的な安価でありながら、チルド焼そば「マルちゃん焼そば」と同系統のソースを濃い味で楽しむことができます。
「大盛ソース焼そば」は大盛ではあるものの「ソース焼そば」との価格差が大きいため、比較するとコスパが良いとはいえませんが、多めに入った「特製油」と細麺の組み合わせが滑らかな口当たりと強い炒め感を生んでおり、価格差も頷ける質の高さでした。
どちらも強くおすすめできる良品ですが、量も質も兼ね備えた「大盛ソース焼そば」を特におすすめしたいです。