怒らずに子どもに伝わる叱り方!子どもが同じことを繰り返すのは、叱り方と脳の動きに問題があった!
こんにちは!さっこせんせいです!
子育てにおいて子どもを”叱る”ことは避けては通れないことです。そんな【叱る】や【怒る】を、普段私たちが子どもにしている時、子どもの脳はどのような働きをしているか知っていますか?
もしかしたらあなたはこの事実を知ったら、ショックを受けてしまうかもしれません。しかし、最後には子どもに響く叱り方を紹介していきますから、ぜひ最後まで読んでくださいね!
▷「怒る」は子どもの脳を傷つける
ここではあえて【叱る】ではなく、【怒る】にフォーカスしていきます。簡単にその違いを説明すると、【叱る】は感情的にならずに伝えることで、【怒る】は感情的に伝えることです。
私たちが子どもを怒るとき、それは「注意」であったり「教える」ことがある時です。なにも子どもを傷つけようと思っている親はいないと思います。しかし、感情的に怒ってしまうとき、実は子どもの脳を著しく傷つけてしまっているんです。
怒られすぎた子どもの脳は委縮したり肥大し、脳の特定領域が欠損することが研究で明らかになっています。言語野や視覚、聴覚をつかさどる部分が傷つくことで、会話のキャッチボールができなくなったり、社会的能力を低下させてしまうことになるんです。【怒る】という行動は、子どもの見た目にはわからない内側に傷をつけてしまう行為なんです。
▷怒られている時の子どもの脳
怒られ続けると子どもの脳は損傷するというお話をしましたが、怒られている最中の脳はどのような動きをしていると思いますか?実は・・・
思考が停止した状態なんです!!
子どもは怒鳴られたり怒られたときに、その言葉を理解しようとする言語処理能力が著しく低下して、考える力も低下します。ですから、親からの言葉など何も考えられない思考停止状態になるんです。自分を守るための防衛反応とも言えるかもしれません。
そうなるとどうなるのかと言うと、親の言葉は耳に入らず理解はできません。つまり「子どものため」「子どもに教えるため」に怒っているのに、【怒る】はそのための効果は全くないということなんです。
また怒られ続けた子は、表情が乏しくなり何も考えられない指示の通らない子に育っていきます。
そしてさらに怖いのが・・・この【怒る】、実は怒られている本人だけでなく、その周りにいる子どもにも影響を及ぼすんです!つまり、怒られていない近くにいるきょうだいの脳も、委縮させていくことになるんです。
【怒る】は
・子どもの脳を思考停止させるため、何も伝わらない
・子どもの言語や思考部分の脳を損傷させる
・表情が乏しくなり、コミュニケーション能力を低下させる
【怒る】ことは、子どもにとっても私たち親にとっても、いいことは何もないんです。しかし子育てにおいて【怒る】ことは避けられないことです。どのように気を付けていったらいいかをお話しします!
▷子どもの脳に優しい叱り方
①「怒る」のではなく「叱る」ようにすること
感情的に「怒る」ことが子どもの脳を委縮させます。ここはぜひ、落ち着いて感情的にならないように「叱る」ようにしてください。もしかしたら「諭す」と言った方がイメージがしやすいかもしれませんね!
②教えようとせずに、問いかけること
親は子どもにどうしても「教えよう」としてしまいがちです。そうなると自然と上下関係が成り立ち、気づかぬうちに口調が厳しくなったり、きつく伝えてしまうようになります。
教えるのではなく「どうしたい?」「どうしたらいいと思う?」と子どもに問いかけることがオススメです。子どもは問いかけられることで、考えようとします。自然と子どもの脳を動かすことにもなるんです。
また、意見を聞いてもらえることは、子どもにとって「認めてもらえている」「受け止めてもらえる」という安心感にもつながって、親からの言葉を聞き入れてくれやすくなるんです。
③一緒に考える姿勢を大切にする
問いかけたら、一緒に考えましょう!子どもだけではどうしても考えはまとまりません。しかし口出しが多くならないように注意が必要です。お互いに満足できるよう話し合ってみましょう!
まとめ
私自身気を付けていても、自分のコンディションが悪い時にはつい怒ってしまう事もあります。怒ってしまうことは、誰にだってあります。悪い事ではありません。
ここで伝えたいのは「怒り続けること」がよくないということです。【怒る】ことが子どもにとって良くないことだとわかってくれたあなたには、まずは感情的にならないよう【叱る】を意識してみてほしいと思います。それができるようになったら、子どもの脳の機能を停止させないように「どうしたらいいと思う?」と子どもに問いかけ、一緒に考えてみてください!
私も改めて意識してやっていこうと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!