開店すれば止まらぬ客。朝7時半から1日150個の絶品「“生”道明寺さくら餅」を売りさばく店/藤沢市
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藤沢市のみなさまこんにちは。今日も3時のおやつタイムを心待ちにしている、筆者ころんころです。本日のおやつは、早朝7時半から客が訪れる老舗和菓子店『御菓子処 丸寿』の季節限定「さくら餅 道明寺(220円/販売は3月下旬まで)」です。
季節の移ろいを感じさせてくれるスポットといえば…和菓子屋さん(笑)。少し春めいてきた今、『御菓子処 丸寿』には「さくら餅」や「うぐいす餅」が並びます。
なかでも店主の岡崎さんがぜひ食べて欲しいと話す商品がこちら。
もち米をそのまま加工した「生道明寺」で作る「さくら餅 道明寺」。
そもそも「さくら餅」は大きく分けて2種類あり、クレープ状の焼皮タイプに餡が包まれた「関東風(長命寺)」と、道明寺種(もち米を水に浸して砕いたもの)を蒸した餅生地に餡を包んだ「関西風(道明寺)」があります。岡崎さんは「関東風の『さくら餅 焼皮』は、江戸末期に隅田川沿いの長命寺の寺男が、桜の葉を塩漬けにして売り出したのが起源といわれています。関西では『さくら餅 道明寺』が一般的ですよね」と言います。『御菓子処 丸寿』ではそれぞれ販売していますが「さくら餅 道明寺」のほうが圧倒的に人気なのだとか。というわけで、今回は「さくら餅 道明寺」にフォーカスします。
春の風情を感じさせる淡い桜色に色づけられた『御菓子処 丸寿』の「さくら餅 道明寺」。「当店の『さくら餅 道明寺』は道明寺粉独特の『糒(ほしい※乾飯のこと)』による“ひなた臭さ”がありません。懐かしくも未来的な美味しさですよ」と岡崎さん。艶やかな餅生地はとてもみずみずしく、粘り気と弾力のある口あたり。中には北海道産小豆を使用したなめらかな口どけのこしあんが入っています。
ところで、さくら餅を包む「桜の葉の塩漬け」は「食べる派」ですか?「食べる・食べない」に決まりはないようですが、筆者は「食べる派」(一説によると、桜の葉の塩漬けを「食べる派」の人は7割近くにのぼるのだとか)。ほどよい塩味を含む「桜の葉の塩漬け」は、こしあんの甘さをより引き立て独特の風味を醸し出します。桜の開花を待つこの時期に、さくらの葉に包まれたさくら色のお餅を食べるということ。食いしん坊の筆者は、ずっとずっと大切にしていきたい日本のおやつ文化です。笑
お茶のお供にはもちろん、手土産にも喜ばれる『御菓子処 丸寿』の「さくら餅 道明寺」。老舗和菓子店の手間暇かけた春の名物をご紹介しました。