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【京都市南区】歯が欠けるほどの硬さに挑戦!江戸時代から続く老舗が贈る京都唯一の謎グルメ『かたぱん』

みやこ地域クリエイター/ライター(京都市)

日本一パンの消費量が多い京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。皆さんは「かたぱん」をご存じでしょうか。京都に住んでいても知らない方は多いのではないでしょうか。京都で唯一、京都駅近くに江戸時代から続いているという老舗の「かたぱん」屋さんがあります。

JR京都駅から徒歩8分、河原町八条を少し下がったところにある『カタパン屋 亀井商店』。パッと見は何のお店なのか全くわかりませんが、とにかく懐かしい雰囲気のお店です。

こちらのかわいらしい看板が目印、となりの人間国宝さんにも認定されていました。注文してから焼いていただけるというぱんが、どのようなものなのかとても気になりますね。

ぱんは3種類でどれも200円未満、とてもお手頃な価格です。

お店は5人ほど入ると一杯になる広さ、入るとすぐに巨大な鉄板が出迎えます。鉄板は炭火で熱せられており、店内は炭火の熱気で少し暑いくらいでした。そのため、6月から9月までは営業されていないそうです。

もっと普通のパンを想像していたのですが、全然違いました。1枚1枚ホットケーキのように焼いていきます。メニューは3種類ありますがどれも同じ生地で作るのだそうですよ。

「まるぱん」170円(税込)
しっかりと甘さが感じられる生地は、見た目だけではなく食べた感じもホットケーキに似ています。焼き立て熱々は最高においしいですよ。

「さんかく」170円(税込)
先程のまるぱんと同じ生地で、焼いている途中に三角形に折りたたんだもの。中はとろーり、しっとりとしており一番甘さを感じます。甘いものが好きな方には、こちらの「さんかく」がおすすめ。

「かたぱん」180円(税込)
まるぱんを炭火で一晩乾燥させて水分を抜いたもの。ですから、見た目はまるぱんと全く同じです。少し手で割りながら食べようとすると、想像以上に堅く、手では全く割れません。仕方なく金槌のようなもので叩き割りながらいただきました。小さな欠片の状態でも歯で噛み砕くことは難しく、しばらく口の中に含んで柔らかくしながらいただきました。温かいコーヒーや紅茶、牛乳に浸しながらいただくと柔らかくなる上においしくいただけます。

お店の方からも歯で噛んで割ったら歯が欠けると言われた通り、今まで食べたことがないくらい、堅くて噛み砕けませんでした。京都でもこちらのお店でしか購入できないかたぱんは一度食べて見る価値のある謎グルメ。気になる方はチェックしてくださいね。

カタパン屋 亀井商店
〒601-8006
京都市南区東九条東岩本町12-2
営業時間:10:00~15:30
定休日 :日曜日

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地域クリエイター/ライター(京都市)

京都生まれ京都育ち、生粋の京都人です。京都愛が溢れすぎて地域クリエイターになりました。有名な観光地からマニアックなスポット、普段使いのお店からインスタ映えスポットまで、色んな京都の魅力を発信していきます。youtubeやInstagramでは京都の動画配信をしています。

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