あす午後から 北日本に冬将軍の“本陣”到来 宮城県も気温急降下
今月に入ってから、気温のアップダウンが大きい状態が続いています。仙台の最高気温は、2月1日(金)は2.8℃しかなかったものが、4日(月)の立春は12.3℃まで上がり、きょうは6.1℃で、あすは再び12℃まで上がる予想です。
このアップダウンは、ちょうど日本付近で暖かい空気と冷たい空気がせめぎ合いを起こしているために起きているのですが、このせめぎ合いに決着をつけるべく、冬将軍の“本陣”と言えるような寒気が、あす以降北日本にやってきそうです。
今月1日の寒気とあさって8日に予想されている寒気を比較すると、北日本においては今回のものの方が力が強い予想です。
しかも今回の寒気は強いだけでなく長居します。
より広い範囲の寒気の様子を見ると、今月1日は、寒気の中心=核はシベリアにあり、日本付近にはそのうちの一部が流れ込んできていただけでした。言わば冬将軍が片腕だけ伸ばしてきていたような状態だったので、すぐに寒気は抜けていきました。
それに対して今回は冬将軍の“本陣”がそのまま南下してきているような状態です。このためなかなか寒気が抜けず、寒さも長く続くことになりそうです。
少なくとも向こう1週間は厳しい寒さが続く見込みです。暦の上で春と言っても北日本はまだまだ冬。寒さ対策をしっかりしてお過ごし下さい。