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ぷるんとふわふわクリーミー「きなこクリーム大福」は奈良県の和菓子屋さんの拘りきなこが自慢です

柳谷ナオ和菓子ソムリエ・ライター

かつて奈良の都と呼ばれたかの地は、今や日本だけではなく世界を代表する観光地のひとつとしても広く知れ渡る街となりました。その観光名所のひとつにあげられるのが、東大寺。その東大寺のすぐ傍らに本店を構えるのが、創業80年を超える和菓子屋「菓匠 千壽庵吉宗」さん。白餡や乳製品をあわせたお饅頭や三笠(どら焼き)、四季の味覚を取り入れた和菓子など、観光土産としてもぴったりな製品が勢揃い。

きなこクリーム大福
きなこクリーム大福

その中でも特に人気の商品がありまして、それがわらび餅。そのわらび餅に欠かすことのできない食材がきなこなのですが、千壽庵吉宗さんのきなこは一味違う上品なきなこ。そのきなこをふんだんに使用した和洋折衷の大福、「きなこクリーム大福」をご紹介。

半解凍ですとこのまま手で持っても崩れにくく食べやすい
半解凍ですとこのまま手で持っても崩れにくく食べやすい

繊細なきなこは豊かな風味と甘味が特徴
繊細なきなこは豊かな風味と甘味が特徴

可愛らしい円平の大福は、どこか優し気な色合いの黄土色のきなこをまとったスタイル。白玉粉がメインの餅皮は、ぷるぷるとした弾力かつとろけるような滑らかさ。その滑らかな皮に包まれているのが、ほんのりきつね色に色づいた、たっぷりのきなこクリームです!

ほんのりきつね色に色づいたクリームがたっぷり
ほんのりきつね色に色づいたクリームがたっぷり

こちらのきなこクリームの色の秘密は、冒頭でも述べた一味違うきなこ。と申しますのも、千壽庵吉宗さんのきなこは、一度大豆を炒ってから皮を剥いてから挽いている繊細なきなこ。こういった手間を加えることで苦味やえぐみが大幅に軽減し、クリームとの親和性に優れた風味に。そのクリームも、きなこの香ばしさや旨味を損なわせないように低脂肪乳を使用したクリームを採用。

こちらは冷凍状態での販売なのですが、完全に解凍するとぷるんと滑らかな餅皮とクリームの一体感を満喫できるようなとろけるスイーツに。半解凍でいただくと、和のアイスクリームのような食感に。

逆転した卵のようですが大福のイラストです
逆転した卵のようですが大福のイラストです

冷蔵状態では2~3時間で解凍されるので、お取り寄せの場合はお昼ご飯の時に解凍しておやつの時間に。もしくは、千壽庵吉宗さんの近鉄奈良駅の店舗で購入し、京都駅からの新幹線にて車窓を眺めながら珈琲ブレイクなんていうのも素敵ですね♪

<菓匠 千壽庵吉宗・本店>

公式サイト(外部リンク)

奈良県奈良市押上町39-1

0742-23-3003

10時~18時

定休日 元旦

和菓子ソムリエ・ライター

■年間400種を優に超える和菓子を頂く和菓子ソムリエ&ライター。美味しさだけではなく、職人さんやお店、その土地の魅力をいかに伝えるかに重きを置いて執筆中! ■製菓衛生士免許所持・製造・販売・百貨店勤務経験有 ■和菓子・お取り寄せ・お土産・アンテナショップ・都内物産展&催事・和菓子とお酒&珈琲&ノンアルコールとのペアリングなどの執筆や取材、監修を得意としています。

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