4/29オープン!ホテル発祥のナポリタンを挟んだパンやスイーツパンを堪能!「エスワイル」横浜
歴史的建造物を愛でながら…、大人な横浜パン旅をナビゲート!
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
今回紹介するエリアは神奈川県・横浜。
みなとみらい線の元町・中華街駅から徒歩2分。山下公園の目の前に立つホテルニューグランドが2024年4月29日(月・祝)、ホテルの裏に位置するグランドメゾン山下公園1階に新店舗「S.Weil (エスワイル)by HOTEL NEW GRAND」をオープンしたので行ってきました。
日本の西洋料理に自由と革新をもたらした初代総料理長サリー・ワイルさんの功績と技を受け継ぎ「やわらかな正統派」をコンセプトとした食とライフスタイルを提案する店舗。ブランド名の「エスワイル」は、サリー・ワイルさんの弟子が作った洋菓子の名店「エスワイル」を受け継いでいるのだそう。
ちなみに、ホテルニューグランドの本館は、1927年開業時に銀座和光などを設計した渡辺仁によるもので、クラシックホテルの代表例。マッカーサー元帥やチャーリー・チャップリン、ベーブ・ルースをはじめ、多くの著名人が宿泊しているのだそう。1992年には横浜市認定歴史的建造物となり、また2007年には、経済産業省が選んだ近代化産業遺産の認定を受け、ヨーロピアンテイストをコンセプトに、横浜・山下公園前のランドマークとしても有名です。
さて、話をS.Weil (エスワイル)by HOTEL NEW GRANDに戻します。新たなブランド商品として、コーヒーの香り立つ味わいが魅力の「モカルーロ」やオリジナルコーヒー、バターを練り込んで焼き上げる「ブリオッシュ」など、ホテルニューグランドブランドとして販売している冷凍食品や、レトルト商品、焼き菓子のほか、「ナポパン」と「ナポパン プレミアム」なども販売。
ざっくり情報を知りたい方はYouTubeshort(約30秒)をチェック
ナポパンプレミアム、トロぺジェンヌを実食
ホテルニューグランド発祥メニューである「スパゲティナポリタン」をサンドし、山下公園でのイベント開催時には1日で500個を販売した人気の総菜パン「ナポパン」S.Weil (エスワイル)by HOTEL NEW GRANDのオープンにあわせ、より一層美味しさにこだわった「ナポパンプレミアム」が販売されることに。正直、ナポパン自体を食べたことがないのだけれど、スタッフの方にプレミアムおすすめですよ!と教えて頂いたのでコチラを頂くことに。
ふわっと軽い食感でシンプルな味わいのドッグパンにトマトの風味豊かなスパゲティナポリタンをたっぷりサンド。まず、この白地に濃紺で描かれたイラストと文字の帯がスタイリッシュで気分上がります。
戦後の約7年間はアメリカのGHQに接収されていた時期があり、そうした時代に米兵たちがスパゲティにケチャップをかけて食べていたことにヒントを得て作ったのが「スパゲティナポリタン」トマトの粗切りと水煮トマト、トマトペーストを飴色になるまで炒めた玉ねぎと煮込んだソース、茹でて一晩寝かせたモチモチのスパゲティ、それにマッシュルームやベーコンといった組み合わせ。
生地がね、食べる前から「あっ、柔らかい」って持っただけで分かるのですよ。ミルクパンのような優しいまろやかな甘味ある生地に、トマトの酸味はあるけれど、それを上まわる炒め玉ねぎのまろやかな旨味。喫茶店で食べるものとは違った、上品さを兼ね備えたナポリタンがドッグパンに非常に合うのです。
Brioche(ブリオッシュ)は3種類あって、横浜産卵と北海道バターをたっぷり使用し、ぷっくりとした形に焼き上げたブリオッシュ・アテット(5個入り)、長方形に焼き上げたブリオッシュ・ナンテール、そして、こちらトロぺジェンヌ。シロップにしみこませたブリオッシュに、クリームにたっぷり挟んだ南仏生まれのスイーツ。見た感じ、ちょっとシュークリームに似ているのですが、食感は別物。歯切れ良くさくりとしていて、上にはあられ糖がかかっているのでザクっとした食感も。カスタードクリームに黒い粒々が見えるので、バニラビーンズも入っているようで香り豊か。小ぶりで結構小さめなので、ちょっとした手土産にも良さそうです。
イートインスペースはないのですが、店前にベンチがあることと、山下公園も近いのでそちらに移動して外パンするのもありかと思いますよ。
S.Weil by HOTEL NEW GRAND
住所:神奈川県横浜市中区山下町31番地7 グランドメゾン山下公園 1階
営業時間:10:00~19:00