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砂糖不使用!皮むきも下茹でもなし!丸ごと刻んで煮るだけ!柚子の食感を楽しむ「ビター柚子ジャム」

冷え改善!風邪予防にたっぷり作っておきたい「ビター柚子ジャム」の作り方

こんにちは^^管理栄養士の関口絢子です。

柚子の美味しい季節。柚子は果物に分類されますが、果物として食べるというよりは皮部分を薄く切って香りを楽しむことが多いと思います。でも実際には柚子全体に素晴らしい栄養が含まれているんです!

今回は砂糖不使用★柚子の健康効果を丸ごといただく「ビター柚子ジャム」の作り方をご紹介します!

        【柚子の健康効果】

柚子にはビタミンCやビタミンEが含まれ、毛細血管を拡張したり血流を促すことで体を温め風邪予防にも役立ちます。

また、柚子の苦味成分であるヘスペリジンは白いワタや筋などに多く含まれ、血管を強化、血流促進、高血圧の改善、中性脂肪や悪玉コレステロールを下げる働きがあります。このヘスペリジンは柑橘類に多く含まれますが、柚子はダントツ多くみかんの20倍とも言われています。

また、柚子にはペクチンという水溶性食物繊維が多く含まれ、腸内の善玉菌を増やしたり一部の善玉菌によって短鎖脂肪酸を作ることから、腸の上皮細胞を活発化させ抗炎症作用など様々な生理機能を発揮します。

こんなに素晴らしい柚子の健康効果を効率よく摂るためには「ジャム」がオススメです!是非、今回のレシピで体に優しいジャム作りを楽しんでみて下さい^^

■ 材 料

・ゆず        500g

・みりん       200cc

・水         200ml

・はちみつ      100g

・塩         少々

■ 作り方

① よく洗った柚子を半分にカットして全ての種をスプーンで丁寧に取り除き、中身ごとザクザク切っていきます。

②柚子を鍋に入れたらみりんを加え、中火にかけます。

③煮立ってきたら弱火にし、5分程みりんを浸透させていきます。

④水を加えて柚子が柔らかくなるまで10分程煮込みます。

⑤途中、水分が減ったらお水を足してひたひた状態をキープして下さい。

⑥何度かお水を足しながらゆずがお好みの硬さになるまで煮込んだらハチミツを加えてさらに10分煮込みます。

⑦塩を加えて味を見たら、お好みの甘さに調節して完成です!

★加熱時間は合計30分程度

● みりんの豆知識

みりんはアルコールを含んでいるので食材に早く浸透する性質があり、柚子のえぐみを消したり、ツヤを出し、味の染み込みをよくする働きがあります♬

● 柚子の豆知識

柚子にはたっぷりペクチンが含まれ、加熱するとペクチンが溶け出して全体にとろみが出ます。白いワタやふさの部分にも多く含まれている水溶性食物繊維なので、煮ていると意外と簡単に柔らかくなります♬

■ ポイント

・半分にした柚子はまな板に押しつけるようにすると切りやすいです。

・大きめにカットすると柚子の食感が楽しめるのでオススメです。

・ジャムの濃度は水を蒸発させることでいくらでも調節できるので、煮ている間は焦げないようにお水を足しながら煮て下さい。

・レシピの甘さはかなり控えめなので、お好みでハチミツやその他糖類を加えて調整してください。

★動画内では「柚子のたね茶」の作り方と、たね茶にジャムを合わせた「ゆず茶」をご紹介しています!

■ レシピについて

市販のジャムと違って甘さが程よく控えめなので、スプーンにたっぷり頬張っても甘すぎないんです♬ 口の中いっぱいに柚子の香りが広がってとっても癒されます。ヨーグルトやアイスクリームにかけるだけで贅沢なスイーツになりますし、豚肉や鶏肉のソテーにソースとして添えても美味しくいただけますよ!手作りジャムというと手間がかかるイメージがあるかと思いますが、これは刻んで煮るだけなので是非一度お試し下さい♬

★動画では、レシピはもちろん栄養についても詳しくご紹介しています!

★ 美味しい!簡単!体に優しい!そんなレシピ動画を配信しています。是非フォロー&チェックしてみて下さいね♬ 

管理栄養士/料理研究家:関口絢子のウェルネスキッチン(チャンネル登録者数49万人)

筆執/レシピ:管理栄養士 関口絢子

食べ物と栄養の知識が生きた、美と健康に関するお悩み解消レシピが人気。誰もが手に届く身近な食べ物を通じて世の中を明るく健康にしたいをモットーに、すぐに実践できるお役立ち情報を発信している。「春夏秋冬 疲れ取りごはん」KADOKAWA、その他多数。日本抗加齢医学会認定 抗加齢指導士、米国栄養カウンセラー

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