【ついにオープン!】連日完売の苺大福が東京駅直結で買える!「翠江堂」さんの新店舗は店内厨房も併設
上京してその利便性に甘んじる…いえ、フル活用させていただくことが増えたことがあります。その中のひとつが、駅直結。大型ターミナル駅では地下通路であちこちの商業ビルや近接する駅まで徒歩で、しかも雨風にさらされることなく移動することができ、田舎育ちの私にとっては嬉しい限り。
実はこのほど、2024年5月15日(水)に、東京都中央区の和菓子屋さんでもトップクラスの人気を誇る「翠江堂」さんが、丸の内に新店舗をオープンなさいました!しかも立地は、行幸通りギャラリーに近接し、なんと東京駅直結!
今回は新店舗の【丸の内店】開店当日に取材させていただきました!
<翠江堂さんとは>
創業1943年の和菓子屋さん。本店は東京都中央区、茅場町駅から徒歩圏内に位置するお店です。本店のほか大手町ビル地下2階にも店舗を構えており、本店と大手町の店舗あわせて近隣住民の方からオフィス街で働く方まで幅広い世帯から高い人気を誇る名店です。
その理由は、一年を通して販売される絶品の「苺大福」!その時期に最も美味しい苺を使用し、毎日のおやつからご挨拶用のお菓子として予約必須ともいわれる名物があるのです。いずれの店舗へお伺いしても、毎日予約用に分けられた箱がずらりと並んでいて圧巻です…
<新店舗の魅力>
今回は厨房併設の店舗。設置されたオーブンでは和菓子屋さんならではの焼き菓子が製造され、都度店頭に並びます。ある程度お日保ちのする焼き菓子は、ご挨拶のお品物として重宝しますね。
更に、本店同様季節の練り切りといった上生菓子やおやつにぴったりなお饅頭なども店頭に並ぶため、お好きな和菓子をおひとつから気軽に購入することができます。
それでは早速、翠江堂さんの代表銘菓から「苺大福」、そしてこの度丸の内店にて焼き上げられて通年販売となる、曜日&季節限定だった焼き菓子「和風パウンド」「焼き栗」をご紹介。
なんといっても翠江堂さんを語る上では欠かせない「苺大福」。
ほんのりと中のこし餡や苺が透けて見えるのがおわかりでしょうか?しゅるしゅると心地よく伸びていくお餅はまるで生糸のように繊細!ぺろりと舌先で一度区切りをつけ、こし餡と苺と堪能。
しっかりと甘味が備わっているものの、さらりとした後味とすっきりとした余韻が心地よいこし餡。今回の苺も迸る果汁が大変魅力的ではありますが、果実のポテンシャルに全てを委ねるのではなく、しっかりと美味しいあんことしての存在感が確立されているのが特徴かと。それでいて甘酸っぱい苺と見事に手を取り合い、その隙間を埋めつつ全体をならしてくれるようなお餅の旨味。
均一のとれた三位一体の味わいは、どなたに差し上げても喜ばれるような苺大福です。
「和風パウンド」は、一目見ただけではどこに和菓子要素が…?と思うかもしれませんが、実は隠し味には謹製の白餡がひっそりと。たっぷりのバターで焼き上げられたペールトーンが美しいパウンドケーキは、開封した瞬間優雅なバターの芳香が鼻腔へするりと滑り込んできます。食感といたしましては、しっとりとしているもののさらさらと雪のように解けていくような一面も持ち合わせております。
お砂糖の甘味よりも、バターや卵のコクが際立ち落ち着いたリッチテイスト。丸みを帯びた風味と後味には、白餡がさりげなく効いていてほっとする味わいです。丸の内店の店内で焼き上げられている和風パウンドケーキは、上品ながらもアットホームな和菓子屋さんの洋菓子です。
ころんとした形が愛らしい「焼き栗」は、翠江堂さん人気の焼き菓子。本物の焼き栗のような焼き色、そしてひとつひとつ手作業で形作られる温かなフォルムも人気の秘訣です。
食感はサクサクの和菓子?いえいえ、こちらはとってもしっとりとした食感だけでいうならばスイートポテトをもう少しぎゅっと凝縮したような、と表現するとわかりやすいでしょうか。刻んだ栗の甘露煮を合わせて炊いた白餡を成型し、卵を塗って焼き上げるというシンプルな焼き菓子。しかし、先述したようにひとつひとつ手作業でお作りしていらっしゃいますので、とても手間暇のかかる和菓子。
こっくりとした奥深い甘味に、初めて召し上がった方は驚かれるかもしれません。それゆえにファンも多く、SNSにて焼き上がりのタイミングをチェックしているという方が沢山いらっしゃるという噂も納得の焼き菓子です。通常は10個入りでの販売ですが、なんと丸の内店では、税込み50円でおひとつから購入できるのです!あれもこれもちょっとずつ食べたい、とりあえず今日のおやつのぶんだけ…と、購入する側の選択肢が広がるのも嬉しい限り!ちょっとずつ食べたいという欲求は、いつの時代も変わらないと思うのですが…いかがでしょうか?
今回丸の内店がオープンしたことにより、東京銘菓や名物だけではなく、東京で人気の和菓子というお土産のジャンルがご自身の中に加わったという方もいらっしゃるのでは。商業施設や有名ブランドのお土産も嬉しいのですが、その土地ならではというのも大変ありがたいものです。
もしくは、コーヒーショップで珈琲を購入し、新幹線の中では和風パウンドや焼き栗、ちょっとすっきりしたいときは苺大福を車窓のお供にというのも乙なもの。新幹線での旅路では、私の定番でもあります。
美味しい和菓子の魅力が、より沢山の方に広がる機会がまたひとつ増えましたね。きっと。
最後までご覧いただきありがとうございました。
(※今回は翠江堂さんに許可を頂き店内厨房を撮影・掲載許可を頂戴しました。お忙しい中丁寧にご対応くださった翠江堂の皆さま、誠にありがとございます。)
<翠江堂・丸の内店>
公式サイト(外部リンク)
東京都千代田区丸の内2-4-1 行幸ギャラリー横 地下1階
03-6206-3700
10時30分~18時
定休日 土・日・祝
※店頭ならびにお電話での商品のご予約可能