自由が丘駅北口から伸びるすずかけ通り（通称：自由が丘グリーンロード）沿いを緑が丘駅方面へ歩いていくと、左手に現れる「小麦の奴隷LABO 自由が丘」。

看板にはベーカリー＆ラボとあるのでパン屋さんであることは間違いなさそうです。調べてみたらあの堀江貴文（ホリエモン）さんと関係がある様子。

「目黒区＋ホリエモン」といえば、中目黒のアトラスタワーにある「WAGYUMAFIA THE CUTLET SANDWICH」が話題をさらいましたね。カツサンドが20,000円というお値段に地元がザワついたのを覚えています。

今回は、そのホリエモンさんがプロデュースするパン屋さん。「小麦の奴隷LABO 自由が丘」について早速チェックしてみました。

「小麦の奴隷」とは、「地方活性型エンタメパン屋」さんとしてFC展開しているお店

「小麦の奴隷」は、ホリエモンさんが主宰しているオンラインサロンHIU（堀江貴文イノベーション大学校）に集まったメンバーのコミュニティから生まれた「地方活性型エンタメパン屋」さん。

フランチャイズ展開で地方や離島での出店を歓迎し、「小麦の奴隷」を開店することで雇用促進、地域活性を目指す「地方活性型のベーカリーモデル」です。

店舗のデザインや経営のノウハウ、商品の仕入れなどをプロデュース。既存商品はもちろん、店舗それぞれの特色や地方の特産物を使用したオリジナルパンの発売も可能です。

1号店は北海道十勝の大樹町で、ここで生まれた「ザクザクカレーパン」はわずか3か月で1万個を売り上げるヒット商品に。そして開店7か月で「2021揚げカレーパン部門」金賞受賞という快挙を成し遂げました。

「ザクザクカレーパン」を実際に買って食べてみましたが、パン粉の代わりにクルトン状にしたパンを使っており、名前の通り「ザクザク」した噛み応えのあるパンになっています。

「小麦の奴隷」が過疎地や離島など人口が少ない地域で成功できる理由

小麦の奴隷では、パン生地作りを本部が一括して請け負い、各店舗には「冷凍生地」を提供しているところが最大のポイントです。

パン作りで一番難易度が高いといわれる生地づくり。毎日同じクオリティで提供するためには、発酵という微生物との付き合い方が非常に難しいのです。

どのベーカリーもその日の気温や湿度などを考え、経験に基づく調整を日々行っています。夜中からパン生地の製造を始め、お店の開店に間に合わせなければなりません。

パン作りを一度でも経験したことがある方なら、この大変さがわかるはず。

小麦の奴隷では国内最新の製造工場と提携し、パン作りで最も技術が必要なパン生地の製造を本部が請け負うことで、各店舗での負荷を減らし、技術取得が容易なためにスタッフも確保しやすくなるというわけです。

また、パンのおいしさは小麦のおいしさ。地方のパン屋さんは生産量が少ないため、グレードの高い粉を仕入れられないことが多いそうです。

そこを小麦の奴隷本部が大量仕入れし、冷凍生地の状態で提供するので、おいしい小麦粉を使ったパンが簡単に焼けるというわけです。

パン職人になるためには何年も修行しなければならないところ、小麦の奴隷では1か月程度の研修で開業できるそうですよ。

「小麦の奴隷LABO 自由が丘」はベーカリー兼研修施設として2022年4月6日（水）からソフトオープン中

「小麦の奴隷LABO 自由が丘」は2022年4月21日（木）にグランドオープン。4月6日（水）からソフトオープン中です。

1日目はすべてのパンが売り切れるなど好調なすべり出しの様子。自由が丘店はベーカリー兼FC加盟店の方の研修施設で、4月8日（金）にパンを買いに行ったときは、「店長見習い」とかかれた名札を付けた方が接客にあたっていました。

以前は清澄白河にあったものがこちらに移転してきたとのこと。3月23日（水）にフランチャイズオーナー希望者向けオンライン説明会を開催し、こちらも好評だったようです。

自由が丘の「小麦の奴隷」は、全国でおいしい焼きたてパンを提供したいと奮闘する店長さんたちの成長を見守ることができる場所。

皆さんもぜひ機会があれば、訪れてみてはいかがでしょうか。

【店舗概要】
小麦の奴隷LABO 自由が丘
営業時間：10時～18時（売切次第閉店）、月曜・火曜定休
※2022年4月20日（水）までソフトオープン、21日（木）グランドオープン
住所：東京都目黒区緑ヶ丘2丁目7-9