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【河内長野市】駅から始まる「南海沿線ツアー」第3弾!美加の台天見デジタルスタンプラリーに参加してみた

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

公共交通派の私が河内長野に住んでいてよかったと思う点のひとつに、歩いて回れるスタンプラリーがよく行われる点です。これに参加することで、今まで知らないスポットに出会えるので、非常に楽しいです。

今回は、駅から始まる「南海沿線ツアー」の第3弾として行われているデジタルスタンプラリーにさっそく参加してみました。

3月1日から5月31日に行われるツアーのチラシです。このスタンプラリーに参加するには、いつもとおなじデジタル観光ツアーアプリ「SpotTour」を使います。

同じ日程で狭山駅から泉ヶ丘駅のシリーズもあり、こちらもとても気になりますが、やはり私は河内長野市内にある美加の台駅から天見駅のほうに参加します。

ちなみに南海沿線ツアーは過去に浅香山駅~百舌鳥八幡駅が行われ、第2弾として浅香山駅~七道駅、深井駅~萩原天神駅、諏訪ノ森駅旧駅舎~深井駅が行われています。それまでは主に堺市でおこなわれていたものが今回河内長野でも行われるわけですね。

アプリを開くとこのようなページが登場します。私は初日に参加しました。なぜならば先着100名様限定の「がんばった賞」を狙いたかったからです。

今回は次のスポットでデジタルポイントをもらいます。本来の順番なら美加の台駅からスタートして、美加の台のスポットから通称トトロ街道に入りそのまま南下して千早口駅経由で天見駅に行くべきでしょう。

しかし、私はあえて天邪鬼(あまのじゃく)的に天見からの逆走を考えてみました。相対的に見て天見のほうが標高が高く、登りより下り道の方が歩くのが楽だと思ったからです。

これはひとつの事例です。私の順番でスポットを回る必要もないので、実際に参加される方はご自身の好きな順番で回りましょう。

こうして天見駅に到着しました。今回は南海沿線がテーマなので、駅に到着するとその場でスポットに出会えるわけですね。

早速起動させていたアプリが反応しました。

いつものスタンプのマークがファンファーレとともに現れました。今までならこのスタンプが押されて、それが全部たまれば金色に光ります。

しかし今回は、驚いたことにスタンプがモックルになっています!河内長野らしいと言ってしまえばそれまでですが、では全部集まったらどういう色になるのでしょう。

まさかみどりの頭が金色に光るのでしょうか?別の楽しみが湧き起こりました。

ということで天見駅からスタートしました。

次は南天苑です。駅のすぐ近くですね。

南天苑と南海とのかかわりが深いのはこちらのポスターが物語っています。同じ南海沿線にある、住吉大社と高野山の極楽橋とタメを張っているのはすごいですね。

南天苑の正面入り口まで来ると、ふたつめのスタンプが反応しました。

このように、南天苑にもモックルが現れました。

ここからは南海がかつて単線区間だった際に線路があった、旧線跡を歩くことになります。車の通行が不可なのは歩行者にとってありがたいですね。

天見小学校の横を過ぎていきます。

森に囲まれた遊歩道を歩いていきます。このスタンプラリー、本当だったら桜の咲く4月ごろのほうが桜の花が見られて、きれいなんでしょうね。

それでも歩いていると、このように花が咲いているのがわかります。椿に似ていますが、花ビラ単位で落下していたので山茶花(さざんか)だと考えられます。

並行して天見川が流れていました。

千早口駅近くでは電車が通過していきます。

やがてトンネルに電車が吸い込まれていきました。

次のスポットである千早口駅です。

このようにして3つ目のスタンプを手に入れました。

次のスポットは御所の辻、地蔵尊というスポットです。千早口駅からは非常に近い高野街道の名残りですね。

さあ4つ目が手に入りました。何度か歩いたことのあるルートなので、今回は楽勝です。

と言ってもまだまだすべてを歩いたわけではありません。こういう地図を見るとまだ行っていないところがいくつかあるので、これから本格的な春を迎えたお散歩日和になれば、もっといろいろ回らなければと思いました。

千早口駅から美加の台駅方面に歩いていくと、このような里山の風景が見られます。これを見ているだけで心が和みます。

ここで現在の南海線は、再びトンネルに入ります。しかし歩いていると面白いですね。トンネルの上に道路があってそこから歩いていけるのですから。

ちょうど、電車がトンネル内に吸い込まれていきました。

ここから単線跡の遊歩道が再び現れました。この辺りはトトロ街道との通称がついていますが、このトトロ街道沿いに2ヵ所ものスポットがあるのが、南海が主導しているスタンプラリーという気がしますね。

山の中にある法谷寺です。

かつてはこの天見川の渓流沿いに単線の電車が走っていたのだと考えながら歩くと、本当に興味深いです。

でも電車ならあっという間に通過してしまうのに対して、歩行なら途中で立ちどまり、こうやって撮影ができます。結果的にこのほうがよかったのかなとさえ思います。

石仏バイパスの大きな高架の下をくぐります。間もなく美加の台駅に接近。

さて見えてきました。第四天見川橋梁というスポット。

このようにモックルがさらに一体追加されました。

このように第四天見川橋梁の仕様が書いてあります。平成28年に塗装されたのできれいな色合いをしていたんですね。

また南海辰村建設(外部リンク)は、南海グループの建築、土木、鉄道工事の専門会社なのだそうです。

さて、この後ですが、そのままトトロ街道を歩いてもよかったのですが、すぐ近くが美加の台駅です。美加の台駅に立ち寄ってバスに乗ろうと考えてみました。

ところが地図を見ると、旧線跡の遊歩道は美加の台駅のすぐ近くを通りますが、うまくアクセスできないように見えます。

美加の台駅は駅のホームよりも駅の入り口が高いところにあるため、もしかしたら相当大回りをしないと駅に到達できないのかなと一瞬思いました。

でもそれは杞憂のようでした。鉄橋を越えてしばらく歩くと上に向かっている道を発見。

ここから上がります。

この道は美加の台駅と美加の台を結ぶ陸橋の下をくぐるようです。

この陸橋の下をくぐって一回りすることで美加の台駅方面に行けます。

ということで美加の台駅に到着しました。本当はここで反応してスタンプをもらったのですが、私のミスでその写メを取り損ねました。

代わりにモックルバスが美加の台駅に来たので、それを撮影しました。

このデジタルスタンプラリーは、すべて歩かずに途中でバスに乗ることも問題ないようなので、美加の台への登りは休憩を兼ねてバスを使いました。

どうも美加の台の坂は高くてつらい過去があったためか、歩く気力は起きませんでした。

ということで7番目のスポット興禅寺に到着。

というわけで7つ目をもらいました。

興禅寺は蓮の花が咲く池と羅漢像で有名ですが、3月はじめごろの蓮池はこのようになっていました。

それにしても羅漢像はいつ見ても個性的ですね。こちらの像も着用している服装がどちらかといえば西洋っぽいので、インドから見て西域の人かもしれませんね。

次は興禅寺に隣接している赤坂上之山神社です。

ということで8つ目を手に入れました。いよいよリーチですね。

最後のスポットへは同じく、興禅寺、赤坂上之山神社と隣接している美加の台美加の台第3公園から西方向に下っていくことにしました。登りは大変ですが、下りなら平気です。

ここで下っていく階段があります。

階段を下った道はバスの道です。

ここには美加の台西バス停がありますが、このバス停の横から最後のスポットである三日市町2号踏切まで下る道があります。

こちらの階段を下っていきます。

歩いている道沿いで紅梅が咲いていました。デジタルスタンプラリーのゴールを祝福するというのは言い過ぎですね。

さあ、見えてきました。最終スポットの三日市町2号踏切です。

よく見るとヨモギとか春の草が見えました。

さあ、踏切に到着しました。ここが通称トトロ街道と呼ばれる南海旧線跡の終着点。

この道を左に進めば、先ほど通った天見川第四橋梁の下を通ります。

ここは撮影スポットです。この日も撮り鉄の人の姿が見えました。

するとアプリが反応し、最後のスタンプが押されました。そしてプレゼントのマーク、無事に「がんばった賞」を手に入れたようです。

さて、すべてのスタンプが集まりました。さて、モックルの頭の色が金色に光ったのでしょうか?

残念ながらモックルの頭の色は変わらず緑色のままでした。しかしすべてのスタンプを集めることができました。

直後に踏切をなんば行き区間急行が通過していきました。

ということでデジタルスタンプラリーは無事に終了しました。踏切を渡ったところには白梅が咲いていました。

しかし、まだ終わりではありません。景品をもらうために河内長野市観光案内所に行かなければなりません。

このように、バラバラの順番で回りましたが、とりあえず全部回りました。

得点を受け取るというボタンから操作をしてもらい、無事に景品を手に入れました。

この日は初日だったのですが、どのくらいの人がすでに景品をもらいに来たのか聞いてみると、すでに7人くらいいたそうです。先着100名の南海ノベルティグッズセットをもらうには急いだほうが良いですね。

またそれとは別に、希望者にはアスマイル府民ポイント 500ポイントがもらえるそうです。

ということで、南海ノベルティグッズセットをもらいましたが、中身がどうなっているのか持って帰ってから確認しました。

中に入っているのは「クリアファイル(天空・めでたいでんしゃブルー)」南海電鉄ロゴ入りフリクションボールペンです。

ボールペンにはロゴと「NANKAI」と書かれていますね。

ということで駅から始まる「南海沿線ツアー」第3弾!美加の台・天見デジタルスタンプラリーに参加してみました。先着100名の景品をもらうためには急がなければいけませんが、それを気にしないなら、4月の桜の花が美しいときに回るのが良いかなと個人的には思いました。

いずれにしてもトトロ街道は歩きやすくウォーキングには最適です。私のルートはひとつの事例ですが、ぜひ自分の好きなパターンで参加してみては楽しいかなと思いました。

三日市町2号踏切
住所:大阪府河内長野市石仏
アクセス:南海三日市町駅から徒歩15分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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