【河内長野市】奈良時代から続く白蓮華がいよいよ見ごろ!美加の台「興禅寺」の蓮池はたくさんの羅漢像と。
河内長野市内の大型住宅地・美加の台の中でも、興禅寺と赤坂上之山神社の敷地内だけは自然と歴史を感じられる独特の雰囲気がありますね。
そんな興禅寺には、羅漢(らかん)像に囲まれた蓮の池がありますが、その蓮の花がいよいよ見ごろを迎えつつあります。ということで8日金曜日の午前中に見てきました。
最初に興禅寺まで公共交通で行く場合を紹介しましょう。南海美加の台駅からバスが出ています。バスで上之山神社前バス停下車。美加の台は左右どちら周りでも行けますが、右回りのバスの方が早く行けます。ちなみに料金はどちら周りでも同じ190円です。
バス停からの行き方を書きました。地図上では美加の台駅からも近そうに見えますが、実際には相当急な上りの勾配があるので、そこから歩くのはあまりお勧めできません。
バス停からは、このようにわかりやすい行き方があるので迷うことはありません。
緩やかな上りの道です。緑の丘のようになっているところまで歩きます。
ここは美加の台第3公園です。この公園と赤坂上之山神社や興禅寺とは一体化しています。
ちなみに美加の台第3公園はこんな感じ。
赤坂上之山神社の鳥居ですが、そのまま興禅寺にも行けます。
興禅寺は河内長野唯一の曹洞宗(禅宗)の仏教寺院。もちろん美加の台ができる前から存在しており、創建は奈良時代後期767(神護景雲元)年です。
ただ境内にあるもの、「干支御守御本尊」などは比較的新しく作られているようです。
興禅寺には、創建当時に植えられた蓮の子孫が現在にも残っています。しかもそれが、全国で数か所しか残されていない貴重な種類の蓮ということ!
いよいよ蓮池の前に来ました。蓮池を守るように鎮座しているのは、たくさんの羅漢像です。羅漢とは、悟りをひらいた高僧を指しているのだとか。
羅漢像の間から蓮池を見ると、美しい白蓮華(斑蓮:まだらはす)が咲いていました。
良く眺めてみると、つぼみのものやもう咲き終わったものなど、まちまちです。これから8月にかけてが見頃ということ。
蓮の池を守っている羅漢像は、五十一体あります。すべて表情が違うので、じっくりお参りしながら見てまわっても楽しいです。ちなみに羅漢像は篤志者の協力により奉納、配置されたそうです。
河内長野市内で蓮の見どころは、興禅寺のほかにもいくつかありますが、羅漢像とセットで見られるところはここしかありません。奈良時代に植えられたという白蓮華が脈々と続いているのも一見の価値ありますね。
私が訪問したのが午前9時台、本当はもっと早い時間に来ると華やかかもしれません。もし興禅寺の白蓮華を見るとすれば、午前中のかなり早い時間に行ってみましょう。
興禅寺
住所:大阪府河内長野市美加の台1丁目25-1
アクセス:南海美加の台駅からバス 上之山神社前バス停下車徒歩10分
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