【NHL】スタンレーカップ・ファイナル第3戦は、ディフェンディング・チャンピオンが雪辱!
予想外の大差となった第2戦から、試合会場をタンパベイに移しての第3戦は、ホームに戻ったタンパベイ・ライトニングが、6-2でコロラド・アバランチを下し、対戦成績を1勝2敗としました。
ここまでの2試合で、タンパベイは、試合開始10分で合計5つのゴールを許しており、立ち上がりの悪さが試合結果に結びつく展開となっていました。
この日の試合も、第2戦の勝利の立役者であるバレリ・ニチューシュキンがゴールを決め、コロラドが先制!
かと思われましたが、タンパベイのヘッドコーチであるジョン・クーパーがチャレンジ権を行使。ビデオレビューによってオフサイドの判定となり、ニチューシュキンのゴールはノーゴールに。
チャレンジ権は、成功すれば失点が取り消されますが、判定が覆らない場合は逆にペナルティを課されてしまうという、いわば「大博打」。ここまで2試合の立ち上がりの悪さを払拭するためにも、必要な「大博打」であったのかもしれません。
8分19秒にコロラドに先制点を許したタンパベイでしたが、前の2試合と違い、第1ピリオドのうちに2-1と逆転し、リードを保ったまま第1ピリオドを終えました。
第2ピリオド以降は、アンドレイ・バシリエフスキ―を始めとした守りを中心とした試合展開で相手の反撃を抑え、また、攻撃陣も第2ピリオドに4点を加え、コロラドの先発ゴーリーであるダーシー・ケンパーを引きずり下ろしました。
タンパベイは、今年のプレイオフでは、ホームアリーナであるアマリー・アリーナでの成績は7勝1敗で、現在7連勝中と、ホームゲームでは絶対的な強さを誇っています。
ニューヨーク・レンジャーズとのカンファレンス・ファイナルでも、2連敗スタートとなったタンパベイですが、その後は4連勝して勝ち抜いているあたりは、ディフェンディング・チャンピオンの経験の豊富さが活かされているのかもしれません。
対して敗れたコロラドですが、ここまでのファイナル3試合で、チームの中心選手であるネイサン・マッキノンが、まだ、ゴールを決めていません。第1戦で活躍したアンドレ・ブラコフスキーはケガにより、今回の遠征には帯同していないとのこと。また、途中交代したケンパーを、第4戦でも起用するのかどうか。
第4戦は、6月22日(現地時間)、同じタンパベイのホームアリーナで行われます。