無理なく続けられる、貯まる人がやっている3つの習慣
「2018年こそ、お金を貯めたい」そんな人は多いでしょう。私は職業柄、芸能人も含めて貯まる人たちと接する機会を数多く得てきました。そんな中から、すぐにできる貯まる習慣を3つご紹介したいと思います。
1. お財布に新札を入れてみる
シワシワの汚いお札は雑に扱ってしまいますが、新札は大切にとっておこうと思うものです。お財布の中のお札はできるだけ新札にするとお金を大切に使うことができます。
クタクタのお札はすぐに使いたくなるのですが、新札は何かの時にとっておきたいという気持ちが働くからです。私もできるだけ新札を持つようにしているのですが、新札のほうがムダ使いを抑制できます。
新札は銀行にある両替機でも入手することができます。1ヵ月に使う現金をまとめておろすとそれほど手間になりません。1週間で使わないお金は自宅の鍵のかかる引き出しなどに入れて保管しておくと、1週間、1ヶ月で使うお金のペースも管理できます。
2. 買い物の前に十分な下準備をし、どうしても必要な物だけを厳選する
多くの人にとって貯まらない原因は買い物にあります。コンビニやカフェなどで無意識に使ってしまう人、衝動買いで大きな物をドカンと使ってしまうなどタイプに差はあるものの買い物の総額はとても大きいく、想定外の支出は家計収支を大きく狂わせます。
お金を貯めるのが得意という人は買い物の前に十分な下調べをし、本当に欲しいかどうか半年待つという人もいるほどです。貯金が得意なある芸能人さんは3回お店に足を運んで、それでも欲しかった物しか買わないと言っていました。
なぜこんな手間をかけるのかというと、安い物だけを見て決めてしまうと、すぐに満足できなくなり買い替えてしまって結局割高になることがあるからです。ファストファッションがよい例でしょう。反対に高い物だけを見て決めると、それほど変わらない安価な商品を見つけて後悔することも出てくるからです。ブランド物の洋服なども典型ですね。
洋服に限らず、あらゆる物には値段のクラスがあります。例えば、洗濯機一つをとっても2万円の物から30万円近い物まであります。2万円の一人暮らし用の洗濯機でも衣類を洗う機能として十分な役割を果たします。しかし、30万円近い物は、外出先からスマホで操作ができる、最適な洗剤の量を自動で計算してくれるなどの付加価値が付いており、時間や追加コストを節約できます。私は買い物をする前にできるだけ一番安い物と一番高い物を見るようにしています。その上で中間どころ(洗濯機でいうと10万円前後の商品)に決めることが多いです。
最終的にどのレベルに落としこむかは自分の家計の状況と商品へのこだわりから決めるとよいです。例えば、私の場合、洋服は少し高めの物を選びますが、家電は型落ちで割安になっているものを選ぶことが多いです。家電のほうが好きな人は逆になることもあるでしょう。この買い物術の効果は抜群なのでぜひ試してみてください。
3. 自由に使えるお金に制限をかける
「かねは入っただけ出る」というパーキンソンの法則があります。世帯年収2000万円でも貯金が全くないという家庭も意外と多いです。稼げるという過大な自身から、入っただけ全部、あるいはそれ以上に使ってしまうのです。反対に世帯年収400万円でしっかり貯金をしている家庭も多いです。不安をバネにして倹約をしっかりしているからです。
貯めている人は収入から生活費を使う前に先に貯金をしています。また、ご褒美に予算を作るなど工夫をしています。自由に使えるお金に制限をかけることで収入に関係なく貯められるようになります。
最後に、長く続ける上ではワクワク感を持って取り組むことが大切です。無理のない金額からでよいのでゲーム感覚で楽しみながらお金を貯めていきましょう。