打順9番なら出場しない!?◆プレー中に観客とふれあい◆野手が4イニングを投げ…【5月14日のMLB】
◆2011年5月14日
ニューヨーク・ヤンキースのホルヘ・ポサダが、12年ぶりに打順9番に据えられ、試合前に欠場を申し出る。ジョー・ジラルディ監督とは、数年前から不協和音を奏でていた。代わって「9番DH」に入ったアンドルー・ジョーンズは、この時点で通算408本塁打。400本以上のホームランを打った後に9番打者として先発出場した、史上2人目の選手となった。アンドルーの打順9番は、キャリアを通してこの試合だけ。1人目のジミー・フォックスは、1945年の8月19日と9月2日。その時点の通算本塁打は、それぞれ531本と532本だった。2試合とも「9番・投手」として出場し、最初の試合は6.2イニングを投げて2失点で白星を挙げた。フォックスは通算534本塁打&1勝0敗。通算434本塁打のアンドルーは登板なし。
◆2008年5月14日
ボストン・レッドソックスのマニー・ラミレスが、レフトを守っていた際、背走しながらフライを捕るとそのままフェンスに達し、最前列の観客とハイ・ファイブを交わしてから二塁手へ送球。二塁走者はすでに帰塁していたが、ボールは一塁走者が戻るよりも早く一塁手へ転送され、併殺が完成した。舞台はレッドソックスが本拠地とするフェンウェイ・パーク(写真)ではなく、ボルティモア・オリオールズの本拠地、カムデンヤーズだった。マニー・ビーイング・マニー!
◆1988年5月14日
セントルイス・カーディナルスのホゼ・オケンドーが、9回表から一塁手として出場し、16回表からマウンドへ。4イニング目の19回表に2点を取られて敗戦投手となった。登板した野手に勝敗がついたのは、1968年8月25日に白星を挙げたロッキー・コラビト以来。一方、オケンドーのチームメイトで、前日の試合に先発登板したホゼ・デレオンは、16回表から4イニングにわたって外野を守った。ホワイティ・ハーゾク監督に「シークレット・ウェポン(秘密兵器)」と呼ばれたオケンドーは、この年、全ポジションを守った。
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