「これを糧に今後も精進していきたい」竜王戦七番勝負で敗退した伊藤匠七段コメント
伊藤匠七段「(角換わりで早い進行の将棋となり)1日目から終盤戦になったんですけど。本譜はちょっと、後手玉への迫り方を間違えてしまったのかなと。もうちょっと前の段階で読みを入れるべきだったかなと思います。(1日目封じ手あたりの形勢判断は?)後手としては仕方ない局面かなとは思ってたんですけど。ただそうですね。そのあとの先手玉への迫り方が、いろいろあって難しかったです。(残念ながら0勝4敗、シリーズ全体を振り返って)やはりシリーズを通して自分の力不足が顕著になったシリーズだったかなと思います。(初めてのタイトル戦を戦い終えて)もう少しシリーズを盛り上げたかったんですけど。非常に貴重な経験をさせていただいて。また成長して、こういった舞台に出られればと思っています。(同学年の藤井聡太竜王とは、今後も長く戦いが続いていくと思われる、今回の七番勝負の経験をどのように活かす?)やはり藤井竜王の強さを、非常に感じるシリーズだったので。非常に勉強になるシリーズでしたし。これを糧に今後も精進していきたいと思います」