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「愛と所属欲求」が満たされる【相手の心を開く方法】を、現役プロ心理カウンセラーが解説します。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「相手の心を開く方法」についてお話したいと思います。
前回の記事では、「自分の心を開く方法」についてお話したのですが、今日は、相手の心を開く方法についてお話したいと思います。

相手の心を開く方法

その1.自分から笑顔で話しかける。
相手の表情をよく見ながら、迷惑がられない程度に、笑顔で話しかけるようにしましょう。ここでは、迷惑がられない程度…というのが重要です。どうぞ、心を開くのが苦手な人がいるということも忘れないようにしてください。

その2.相手がして欲しがっていることをしてあげる。
相手の気持ちを汲み取りながら、相手がして欲しがっていることをしてあげるようにしましょう。そうすれば、相手は安心して、あなたに心を開くようになるでしょう。

その3.互いの共通点を見つける。
心を閉ざし気味の人でも、自分といくつも共通点がある人に対しては親しみを感じやすいものです。出身地とか趣味とか、共通の話題を見つけて積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。

その4.話をよく聴く。
相手が話し始めたら、積極的に話を聴くことです。心を閉ざし気味の人でも自分に暖かい関心を示してくれる人には、心を開いてくれるものです。よって、相手が話し始めたら、しっかり頷き、しっかり相槌を打って、話を聴いてあげましょう。

その5.自分のことも話す。
人は、心を開く人に対しては、自分も心を開くものです。よって、まずは自分から心開いて、自分のことも話すようにしましょう。そうすれば相手もきっと心を開いて話をしてくれる筈です。

その6.否定的しない。
相手の話を否定しないことです。相手が自分と違う意見を言ったとしても、「あなたはそう思うんだね」という程度にとどめ、相手の言ったことを否定しないようにしましょう。

その7.質問する。
相手が答えやすいことを質問してみましょう。「休日は何をしているのですか?」でも構いません。相手が答えやすいことを質問してみましょう。心を閉ざし気味の人でも、自分に興味を持ってくれる人には、心を開いてくれるものです。

その8.話を掘り下げる。
先ほどの続きです。相手が質問に答えてくれたら「ふーん」で終ってしまってはダメです。暖かい興味と関心を持って、さらに質問を重ね、話を掘り下げていきましょう。そうすれば、どんどん話が深まっていき、互いの心の距離が縮まります。

その9.相手をコントロールしようとしない。
相手の心を開かせて、自分の思い通りに相手を動かそうとしないことです。そんなことをすると、警戒心の強い人には、アッと言う間に自分の策略を見透かされてしまいます。どうぞ、相手を利用するために、相手の心を開かせるような真似はしないようにして下さい。

以上、相手の心を開くコツを9つ言いました。
お互いに心を開き、お互いに心通い合わせるということは、非常に楽しいことです。人間が持つ根源的な「愛と所属欲求」が満たされるってものです。

どうぞ自分も心開いて、相手の心も開かせて、仲睦まじく、充実した人生をお送りください。というわけで、今日は、「相手の心を開く方法」というテーマでお話しをさせて頂きました。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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