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子どもが素直に言うことを聞いてくれる方法

親野智可等教育評論家
(写真:アフロ)

「さあ、いまから夕食」というとき、子どものおもちゃでテーブルがごちゃごちゃ…。子育て家庭ではよくあるシーンだと思います。

そこで親が言いがちなのが、「これじゃ食べられないでしょ。どんどん片づけなさい」のひと言ではないでしょうか?

これだと、子どもはつい先ほどまでの楽しい気持ちが吹き飛んでしまいます。それで反抗したりふてくされたりして、また親が叱ってバトル、などということが起こりがちだと思います。

親としても、楽しい夕食のためにせっかくがんばって支度したのに、台無しです。

そうならないためにオススメなのは、まず「いっぱい遊べたね」「楽しく遊べたね。これどうやって作ったの?」と言ってみることです。

同じ1分でも大きな違い

それで子どもが答えてくれたら、「そうなんだ。よく考えたね」とほめます。こんな感じでほんの1分でいいので楽しいおしゃべりをしましょう。

その後で「さあ、片づけよう」と言えば、子どもが喜んで片づける可能性は高まります。あるいは親が手伝って一緒に片づけるのもいいですね。どうせなら、歌でも歌いながら楽しく片づけましょう。

このようにすれば、子どもの心は明るく楽しく幸せな状態が続きます。夕食も美味しく食べられるというものです。

かかる時間はほんの1分です。この1分を子どもとのバトルにつかうか、それとも触れ合いに使うか…。

こういう日々のちょっとした積み重ねが、だんだん大きい違いになっていくのではないでしょうか?

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教育評論家

教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOk』などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。Instagram、Threads、Twitter、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。オンライン講演も可。お問い合わせは親野智可等の公式サイトから

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