キャンプで子どもの好き嫌いを克服!インストラクターが実践した方法で人参やキノコが食べられるように
子どもの好き嫌いは親にとって悩みの種です。ハンバーグの中に刻んで入れたり、嫌いなものを食べられたらご褒美をあげたり、色々と工夫しても難しいもの。私も悩んでいた親の一人でしたが、キャンプを通すことで、子どもの好き嫌いを解消する事が出来ました。
非日常のキャンプ空間では食べ物が一段と美味しく感じられるものです。新鮮な食材を最高の調理法で楽しむことで本当の「おいしさ」に気づくことが出来ます。今回は、キャンプを通じて子どもの好き嫌いを克服するための方法をご紹介していきます。
何で好き嫌いするの?
子どもの好き嫌いにはさまざまな理由があります。食感や匂い、見た目の違和感などが主な原因とされています。他にも、特定の食材に対する悪い経験や思い込みが影響することもあります。親としては、まずその原因を理解し、子どもの視点に立って対処することが重要です。
ちなみに、私の子どもに聞いてみたところ、当時の保育園で食べたものがあまりおいしくなかったとか、友達がおいしくないと言っていた、というのが原因になっていました。
本当の「おいしい」に気づく
キャンプの魅力は、大自然の中で新鮮な食材を使い、シンプルながらも最高の調理法で料理を楽しむことです。こういった経験を繰り返すことで、子どもは本当の「おいしい」に気づき、自然と食材に対する抵抗感を減らしていきます。出来れば、変な先入観を抱く前に色々と食べさせたあげられると良いですね。
筆者の子供の場合
筆者の子どもも以前は人参やキノコが苦手で、あまり噛まずに飲み込もうとするため吐いてしまう事もしばしば...。様々な方法を試しましたが、結局一番良かったのは、「キャンプで美味しく調理する」でした。
人参
冬キャンプで鍋を作る際、道の駅で買ってきた人参を入れてたき火でじっくりと火を通す。これだけでも甘くてほくほくした最高の人参になります。鍋は他の具材の旨味も溶け込むので、苦手な香りや味を薄めてくれるのもメリットです。
きのこ
こちらはホイル焼きや鉄板で焼いたもので克服。一番苦手だった食感も、味が良くなることで気にならなくなったと言っていました。ちなみにきのこは油との相性は抜群。網で焼くより、肉を焼いた後の鉄板で焼いてあげると良いでしょう。
長いも
シンプルに長いもステーキに。ねばねばがダメでしたが、まずは鉄板焼きでホクホク感を楽しんでもらい、その後に生の長いもも食べられるようになっていました。「これは食べられる」と自信をつけてもらう事も重要ですね。
早めに「おいしい」体験を!
子どもの味覚は大人と違い、柔軟で新しい体験を受け入れる力があります。早めにキャンプでの「おいしい」体験を積むことで、好き嫌いを克服するチャンスが増えます。親子で楽しみながら、自然の中で食材の魅力を再発見する時間を大切にしましょう。
キャンプは単なるレジャーではなく、子どもの食生活にポジティブな影響を与える絶好の機会です。新鮮な食材を最高の調理法で味わうことで、好き嫌いを減らし、豊かな食の体験を提供してあげましょう。