言い訳をする子の5つの特徴【現役教師が解説!】
「宿題忘れちゃった理由?それはね...」と話し始めたKくん。「昨日ね、おばあちゃんが来て、それで妹が熱を出して、あと、犬の散歩も...」と、次々と言葉が出てきます。話を聞いていると、本当はやろうとしていたんだけど、できなかった自分を必死で説明したい気持ちが伝わってきました。
言い訳をする子どもたち。「また言い訳して」と思ってしまうこともありますが、その裏側には「ちゃんとやりたかった」「分かってほしい」という気持ちが隠れているのかもしれません。今日は、そんな子どもたちの心の声を解説します。
言い訳をする子の5つの特徴
1. 理由が次々と出てくる
「掃除、まだなんです。だって...」と話を聞いていると、Mさんなりに一生懸命考えた跡が見えます。たださぼりたかったわけじゃないんですね。
2. 自分の非を認めるのが怖い
「僕のせいじゃないんです。〇〇くんが...」と本当は自分にも原因があったことに気づいている様子。でも、そう認めるのが怖いんでしょうね。
3. 相手の反応を気にしている
話しながら、こっそり私の顔を見る子もいます。「怒られるかな」「信じてもらえるかな」という不安がありありです。
4. 言い訳が長くなりがち
「それでね、その前にね...」と話が広がっていくのが特徴です。理解してほしい気持ちが強いからこそ、説明が詳しくなってしまうんです。
5. パターン化している
「妹の世話」「具合が悪かった」など、よく使う言い訳があることも特徴です。でも、その言葉の裏には「本当はやりたかったのに」という思いが見え隠れします。
まとめ
言い訳をする子どもたち。時として、私たち大人をイライラさせることもあります。でも、その言葉の奥には「認めてほしい」「分かってほしい」という切実な思いがあるんです。
ちょこっとアドバイス
まずは、最後まで話を聞いてあげましょう。途中で遮ると、より言い訳が増えてしまいます。「また言い訳して」ではなく、「そうだったんだね。でも、どうしたらよかったと思う?」と、一緒に考えてみましょう。
言い訳の後に素直に謝れたときは、「正直に言えたね」としっかり認めてあげましょう。時には「私もそういうこと、あるよ」と共感することで、素直な気持ちを引き出せることもできます。
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