システム手帳超小型バインダー活用法!各社のアイテム活用しつつ大型バインダーとの併用がポイントです!
こちらの動画でも紹介したRHODIAブランドの超小型バインダー「ロディア・オーガナイザー」。ぱっと見には、あのRHODIAのNo.11がシステム手帳化したように思えるアイテムです。確かにNo.11のかわりにもなりますが、それだけではもったいない。
といういうか、その本質はもっと別の所にあるのではないかと考えています。
こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家の舘神(たてがみ)です。
今回は、ロディア・オーガナイザーを例に、近年増えてきた小型バインダーやその周辺アイテムについて、振り返りましょう。あわせてその活用についても一から考えてみられればと思います。
大型バインダーを補完するアイテム
結論から書いてしまうと、この超小型バインダーは、大型のシステム手帳バインダーを補完し併用するためのものです。
その前提となっているのは、メモの習慣です。
つねにメモを持ち歩き、なにか気がついたことがあればメモする。それはあるいは仕事のアイデアだったり、その詳細の図だったり、タスクの段取りだったりといろいろです。そしてそういうことをメモするのに、こういう小型のアイテムは役に立ちます。
いちいちシステム手帳の大型のバインダーを取り出すのではなく、つねにジャケットの内ポケットや、カバンの取り出しやすい位置に入れておく。
そして思いついたら、さっと取り出して記入する。
記入したリフィルは、もしそのネタが使えるようなら、メインのバインダー、すなわちバイブルサイズとかA5のバインダーに移動させます。普通のメモ帳だと転記が必要ですが、リフィルなので、バインダーから外して、別のバインダーに移動、セットするのは簡単です。そしてそのメモのリフィルを見ながら、メインのシステム手帳のリフィルにアイデアをより発展させて書くわけです。
これが、超小型バインダーの基本的な使い方です。
超小型バインダーの応用方法
応用方法は色々考えられます。
メモとしての利用は上記のとおりです。ですが、普通のメモ帳的にも使えます。
たとえば、書いたメモを誰かにその場で渡すこともできます。これは普通の切り取り式のメモ帳でもよくあることでしょう。超小型バインダーの場合、リフィルの3穴が、どことなく重要感、高級感を演出してくれます。
覚えるのではなくメモする必要があるたったひとつの理由
念のためにちょっとだけ書いておきます。
もし、ここまで読んで、「自分は記憶できるからいい」と思っている方。どんな人でも例外なくそういうことは忘れてしまいます。
「大事なことは忘れない」と思った方、例外なく忘れるのです。人間が一度に覚えておける事柄は7つ前後という研究があります(「ワーキングメモリ―脳のメモ帳 」新曜社)。また、そもそも忘れてしまったらそれが大事だったかどうかなどは、確認のしようがないのです。
本題に戻りましょう。思いついたアイデアとか仕事のネタなどは、メモしない限り忘れるのです。そしてそのためにメモ帳があるのです。人によってはスマートフォンを使うかもしれません。こういうメモはいわば一時的な記録です。ここを再三参照してアイデアなどを育てるというのは、メモ帳の面積を考えてもややむずかしい。
そして、こういうときにメモ帳が活躍します。そのなかでもロディア・オーガナイザーなどのシステム手帳と連携できるアイテムは、高級感もあって所有欲も満たしてくれます。
超小型バインダーやリフィルは、かつてないほど充実している
ロディア・オーガナイザーには先行する製品があります。どうやら'80年代のシステム手帳ブームの時代やそれ以降にはファイロファクスが発売する同種のバインダーがあったようです。
最近ではやはり動画でも紹介したLUFTブランドのバインダーでしょう。
LUFTのシリーズは、システム手帳を再定義したような雰囲気が全体にあります。とくに各種リフィルには情報整理ツールとしての性格が強く打ち出されています。
そのなかにあってLUFTの3穴バインダーは、シリーズのバイブルサイズ、M5の一枚皮のバインダーの構造を受け継ぎつつも、小型サイズならではの存在感があります。
LUFTブランドのリフィルもあります。最大の特徴はノートのように綴じられていること。つまり普通のメモ帳のように単独でも利用できるのです。
マークスのポケットも
そしてこれも動画で紹介した「システム手帳アクセサリー 紙製ポケット」(マークス)も便利です。これは、リフィル型のポケットです。封筒のようなデザインでカードや名刺などがすっぽり入り、3穴によって各種バインダーにセットできます。
超小型バインダーにペンホルダーをセットした最小メモセット
システム手帳は、バインダーとリフィルの組み合わせで構成されています。そして、現時点ではこの3穴バインダー用のアイテムは以下のように充実しているのです。
・バインダー:ロディア・オーガナイザーまたはPLOTTER
・リフィル:これもPLOTTERまたは、ロディアのもの。無地よりは方眼の方が扱いやすくオススメ。リフィルのサイズは微妙に異なっています。
・ポケット:マークス「システム手帳アクセサリー 紙製ポケット」。名刺やカードなどを入れておく
・ペンホルダー:デルフォニクス マグネット製
・ペン:ゼブラ サラサグランド
基本的には好みのツールを組み合わせつつ、これをカバンのポケットなどに入れておきます。そしてなにか思いついたらメモをするわけです。
こういう組み合わせは、本体が綴じ手帳の場合でも有効です。さすがに綴じ手帳に3穴のリフィルをセットはできません。しかしマステなどを使って固定することはできます。また、例えばスマートフォンで撮影してクラウド上のフォルダにアップすることもできます。アップしたらそのリフィルは捨ててしまう。これもシステム手帳ならではの使い方です。
参考 ファイロファクス
ジョットパッド バイブル
http://www.heiwado-net.jp/shopdetail/000000002272/201/O/page1/recommend/