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1歳。もうそろそろ…授乳寝かしつけをやめたい!ステップ解説

もうすぐ1歳。授乳での寝かしつけ、授乳寝落ちをやめたいけれど、どうやってやめていったらいいのかかわからないと、よくご相談を受けます。

今回はこれまでに2500人以上の夜泣き改善実績がある乳幼児睡眠コンサルタントの三橋かなが「授乳での寝かしつけを卒業する方法」を解説していきます。

前提として、授乳での寝かしつけがダメなわけではありません。ただ、授乳で寝落ちすることが自分の寝かたになっており、夜中も何度も起きて、授乳をしないと眠れない状況になっているのであれば、寝かたは変えていきたい頃です。

また、夜中に何度も起きて、おっぱいをたくさん飲んでおり、離乳食が食べられない状況になっているのであれば、離乳食を食べられるように、必要ない時間帯でのおっぱいはなくしていってもよいでしょう。

授乳寝かしつけの癖をとり、自分で寝る力を高めたい場合は、1歳ではなくても0歳さんから以下の方法を使うことができます。

秘訣1:子どもに予告

「おっぱいはバイバイだよ~」「お布団で寝ようね~」など、子どもの機嫌がよいときに数日かけて、しっかりと伝えましょう。

言葉の意味までわからなくても、同じことをママが伝えているというのことは子どもにも理解出来ます。何度も何度も伝えてあげてくださいね。


秘訣2:「ねんね」と「授乳」を切り離す

現在のねんねルーティーンが「お風呂→保湿→授乳→寝る」になっているなら、「お風呂→保湿→授乳→絵本→布団へゴロン」や、授乳の段階で寝室にいるなら「お風呂→保湿→照明を薄暗くする→リビングで授乳→起きているまま寝室へ移動→布団へゴロン」のように、「ねんね」と「授乳」の間に何かを挟むのがおすすめです。



秘訣3:早めに授乳を終える

もしくは、「授乳→布団へゴロン」のままでも、授乳を早く切り上げて、お布団へゴロンでもOKです。すでにウトウトと寝落ちしそうなら、もう少し早いタイミングから授乳することを心がけてください。

それでも泣いて寝ないと困っている場合には、次のことを試してみましょう。



布団でギャン泣き・寝ないときの対応

まず、「見守る」ことが大切です。生後6ヵ月未満は、無理しないようにしてください。まずは数分~10分程度、自分で寝るチャンスタイムを与えてあげましょう。

生後6ヵ月以降はねんトレ可能な月齢になるので、「眠るまで見守る」でも構いません。

ただし、まずは安全で快適な睡眠環境を整えることを考えましょう。


「見守る」以外の対応でもいいの?

もちろんOKです。ママパパがどこまでを望むのかによります。

最終的に「トントンで寝てくれるようになれば…」と思っているならば、トントンしてしまってもよいです。

ただ、最終的に「一人で寝てほしい」なら、泣いていて寝ないからといって、抱っこやトントンをして寝落ちしていると、その寝方がその子の寝方になってしまうので、そこは気をつけましょう。

寝かしつけの癖がとれない、夜泣きが改善しない、夜中に覚醒してしまう…ねんねのトラブルを解決する専門家もいますので、しんどくなりすぎる前にぜひ頼ってみてくださいね。


IPHI乳幼児睡眠コンサルタント。ねんねブーケ代表。自身が夜泣きに悩んだ経験から乳幼児睡眠の国際資格を取得。小・中・高校教員免許保持。保育士養成系大学での講師活動や、企業と連携し睡眠講座も開講。instagramを中心に発信を続け、総フォロワー1・6万人。月150組相談、のべ2500人以上の睡眠相談実績を持つ。自身が運営する「るるるん。ねんねサロン」では、毎日夜泣きや離乳食、子育て相談ができる。元アナウンサー。

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