Yahoo!ニュース

日本代表アマナキ・レレイ・マフィ、トップリーグ開幕前に母国トンガを思う。【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
6月のスコットランド代表戦でも爆発。(写真:アフロスポーツ)

日本最高峰のラグビートップリーグが8月26日、開幕。前年度8位のNTTコムのナンバーエイトで、日本代表でも活躍するアマナキ・レレイ・マフィが決意を明かした。

チームは27日、兵庫・神戸ユニバー記念公園陸上競技場で同4位の神戸製鋼と第1節をおこなう。遡って19日、東京・キヤノンスポーツパークで前年度7位のキヤノンとの練習試合に40―13で勝利。この直後に単独取材に応じたマフィは、スクラムの脇からの力強い突破など持ち味を発揮していた。

身長189センチ、体重112キロの巨躯ながらスピードも豊かなトンガ人ランナー。全国的な実績の薄い花園大学からトップリーグへ加わると、そのシーズンに日本代表入りを果たした。

昨季終了後はイングランドのバースへ加入し、同国のプロリーグであるプレミアシップで活躍した。今季終了後はレベルズへ移り、国際リーグのスーパーラグビーへ挑む。

以下、日本語による一問一答(一部編集)。

――サイドアタック、すさまじかったです。

「(笑いながら)全然、ダメ。開幕前最後の試合。ちょっとミスが多かったけど、しっかりリカバリーして、修正して、神戸の試合にフォーカスする」

――今季、したいプレーは。

「いつも通り。アタックもディフェンスもしっかりと。チームの皆のために。ゲームプランも理解して、毎回、勝てるように」

――かねて「スターになりたい」と言っていた。いま、日本のスター選手の一人になりつつあるようにも思われますが。

「まだまだ。これから!」

――レベルズにも行きますし。

「(黙って頷く)」

――休みは少なそうですが。

「怪我がないように、気を付けます」

――母国トンガへ、帰ってますか。

「全然。帰りたいけど、時間がないので。ラグビーばっかりだから、しょうがないです!」

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

すぐ人に話したくなるラグビー余話

税込550円/月初月無料投稿頻度:週1回程度(不定期)

有力選手やコーチのエピソードから、知る人ぞ知るあの人のインタビューまで。「ラグビーが好きでよかった」と思える話を伝えます。仕事や学業に置き換えられる話もある、かもしれません。もちろん、いわゆる「書くべきこと」からも逃げません。

※すでに購入済みの方はログインしてください。

※ご購入や初月無料の適用には条件がございます。購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。

向風見也の最近の記事