長田智希が日本代表で求められるわけ。【ラグビーのサブスク】
7月から対外試合を始めているラグビー日本代表にあって、鮮烈な印象を残す1人が長田智希だ。
今季の国内リーグワンにあって、埼玉パナソニックワイルドナイツの一員として新人賞を受賞した。
身長179センチ、体重90キロと決して大柄ではないものの、身体衝突の多いセンターの位置で防御を引き寄せながらのパス、攻守におけるポジショニングの妙、守備範囲の広さをアピールする。
代表選出は今年が初。ワールドカップフランス大会を約1か月半後に控え、15日までの対オールブラックス・フィフティーン2連戦で途中出場を続けた。持ち味を発揮した。
本稿では、6月中旬からの合宿を約3週間後に控えたタイミングでの共同会見時の発言をまとめた。
選手に求める資質を「タフ」と「スマート」に集約させる現日本代表で、長田がなぜ抜擢されたのか。それがわかる内容に映る。
以下、共同取材時の一問一答の一部(編集箇所あり)。
——代表入りへの思いは。
「僕は日本代表の選手が戦っている姿を見て憧れたのではなく、ラグビーを始めた小学校の頃から、スポーツやるならトップに行きたいと考えていて、そのなかで日本代表を目指そうと思い、いままでやってきました。
ぼやっとじゃなくて、明確に日本代表を目指そうと思ったのは、リーグワンに入ってからですかね。そういう(同リーグでプレーする国際的な)選手と一緒にやるなか、自分も手が届くところにいると感じ、自信も生まれ、日本代表への思いが自分のなかで明確になったと感じます。
今年ワールドカップがあるのは前から分かっていた。リーグワンで活躍すれば(代表入りに)絡めるんじゃないかという思いはありました」
——この1年間、リーグワンでは各国代表レベルの選手と練習や試合をしてこられました。そのなかで、世界で活躍する選手の共通項はあると感じますか。
この記事は有料です。
すぐ人に話したくなるラグビー余話のバックナンバーをお申し込みください。
すぐ人に話したくなるラグビー余話のバックナンバー 2023年7月
税込550円(記事2本)
※すでに購入済みの方はログインしてください。