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【長野市】長野市内で採れる竹を使って、電気を使わず生ごみ処理。「どんぐり・るるネット」会員募集!

akiko歩くの大好きライター(長野市)

これからだんだん気候が暖かくなり、憂鬱になるのが台所の生ごみ臭。臭いだけでなくコバエの発生源にもなって、厄介ですよね。

電気式の生ごみ処理機を使っている方も多いかと思います。

我が家での生ごみ処理はこちら。段ボール箱で行っています。段ボール箱の中に、堆肥(コンポスト)とづくりの基材を入れておき、ここに生ごみを投入、撹拌、発酵、分解させていきます。いわゆる「段ボールコンポスト」です。

段ボールコンポスト自体は、やっている方もいらっしゃると思いますが、もみ殻くんたん+ピートモスを基材にしている方が多いのではないでしょうか。

私も以前はもみ殻くんたん+ピートモスを基材にしていましたが、ピートモスは寒冷な湿地帯で長年かけてミズゴケが堆積した泥炭を脱水させたものだそうで、これを採ること自体が環境破壊につながっていることを知り、どうにかならないものかと悩んでいた時に出合ったのが「どんぐり・るるネット」です。

竹を機械で粉々にしてつくる「竹チップ」
竹を機械で粉々にしてつくる「竹チップ」

どんぐり・るるネットは、堆肥の基材を年5回配達し、できた堆肥は自宅で使ってもいいし、畑をやっていなくて堆肥の使い道がない方は、堆肥の回収もしてくれるという、循環のしくみです。回収された堆肥は、社会福祉法人花工房福祉会の多機能型事業所エコーンファミリーの農園で使用されます。

どんぐり・るるネットで配達してもらえる堆肥の基材は「竹チップ」! 竹チップは、西山地区の里山保全のために竹林整備をしている「西山淡竹会」が製造しており、どんぐり・るるネットを運営するNPO法人「みどりの市民」が西山淡竹会から購入しています。

竹チップには乳酸菌が豊富に含まれるので、生ごみの発酵が進みやすいです。

ほうじ茶の出し殻
ほうじ茶の出し殻

我が家ではほとんどの生ごみを段ボールコンポストで処理していますので、夏場の台所も臭くありません。毎日出るお茶の出し殻や、野菜や果物の皮、揚げ物に使った油など、生ごみになるほとんどのものを処理することができます。

基材のなかに生ごみを投入。

スコップでよくかき混ぜます。うまく発酵すれば、湯気が立つくらいの温度になります。米ぬかを入れると発酵が進みやすいのですが、竹チップの配達時に米ぬかもいただくことができます。

配達されたときはサラサラだった竹チップが、黒っぽくしっとりとした堆肥になります。

生ごみの堆肥化に取り組んだことがないという方でも、生ごみ減量アドバイザーがやり方をアドバイスしてくれますので、安心して始めることができます。

どんぐり・るるネットは、現在2023年度の会員を募集しています。配達・回収の都合上、募集エリアは長野市内のみ。お友達同士やご近所の方と3人以上の集まる配達拠点をつくれば、個別会員よりもお得な料金で入会できます。

生ごみは、ごみステーションに出してしまうと、ただのごみ。しかも水分量が多いため焼却時にCO2の排出を増やしてしまう原因になってしまいます。

でも、長野市内で循環させて堆肥にすれば、貴重な資源になります。親子で生ごみ削減を楽しむのも良いでしょう!

ごみの処理には私たちが納めた税金が使われています。生ごみを資源として市内で役に立てるか、ごみに出して税金を使うか。私たち一人ひとりのの手にかかっています。

1年ごとの募集なので、気軽に1年間試してみてはいかがでしょうか。

【募集情報】
どんぐり・るるネット  2023年度会員募集
年会費 A会員(個別会員)2500円 B会員(拠点会員)2000円
主催:NPO法人みどりの市民 公式サイト
tel:026-269-5092
Email: midorit18@shinshu-u.ac.jp
*記事の内容は取材当時のものです。

歩くの大好きライター(長野市)

長野市在住。甘いもの、古いもの、エコなもの、変わったもの、とにかく面白いものが大好きです。長野市の魅力を発信していきます!

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