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【札幌市中央区】夏の終わりに道産満喫!極甘トマト冷製スパと、2種類のとうもろこしピッツァを見逃すな。

ゆべーる地域クリエイター(札幌市)

北海道素材で作るイタリアンは、本当に美味しい!

ゆべーる撮影の美瑛の光景。ノロッコ号より2022年6月
ゆべーる撮影の美瑛の光景。ノロッコ号より2022年6月

冬には最高の雪が積もり、水分に恵まれ、ミネラルも豊富な北海道の土地。そのおかげで複雑な旨味の強い野菜やフルーツが生産できる「日本最強の食糧基地」であるのはいうまでもありません。

そんなテロワールの中、「北海道イタリアン」は、おそらく本場イタリアのイタリアンより少し味が複雑で旨味が強くなると思うのです。

ですからあえてシンプルな手法を使って、ダイナミックに素材の複雑で旨味の強い美味しさを味わう。それが北海道イタリアンの魅力なのではないかと、個人的には考えています。

そして北海道の四季はとてもはっきりしています!今の時期の旬の素材を楽しみに「Mia Bocca ミアボッカ 北2条店」に来てみました。

夏の終わりの楽しみは何かな?

なるほど、「プレミアムミニトマト」「美瑛と十勝のとうもろこし」か!

本日は20kmのサイクリングの後で(現在自転車ガイドの訓練中です)、お腹もとても減っているので、両方食べられるでしょう。

で、食べました!!

「純あま」とフレッシュモッツァレラチーズの冷製スパゲティ

平均糖度が8以上もある、ほとんどフルーツに近い感じのプレミアムミニトマト「純あま」が美味しい夏の終わりのこの時期だけに用意された「「純あま」とフレッシュモッツァレラチーズの冷製スパゲティ」(1,580円 税込)*9月13日までの提供* をまずオーダー。「純あま」はデーツのような形の細長い、皮がプリプリして甘味と旨味の強いミニトマトです。北海道の限られた契約農家さんから仕入れているとのことです。

来ました!ほとんどパスタが見えません!モリモリのミニトマトとモッツァレラチーズだ!

さっそく食べてみると、これはまるで葡萄、あるいはベリーの一種のようです。甘さはもちろんですが、旨味にもびっくり。

そこにモッツァレラチーズが、どんとのっています。トマトの旨味とチーズのこくがミックスすると。。。あれれ?まるでウニを食べているような芳醇な味わい。純あま+モッツァレラチーズで「畑のウニ」のようです!

麺はこのようにアルデンテで、弾力が抜群のカペッリーニ。

ソースはトマトソースです。麺にもたっぷりからまるソースの旨味(おそらく何か隠し味がある)とミニトマトとモッツァレラチーズのアンサンブルで、本当に豊かな風味となっています。

冷たさもまた冷製パスタを味わうには必要不可欠な調味料と言えるでしょう。

フォークを冷たくして出してくれたのが、とても嬉しいです。

あっという間に完食しました。

「北海道産2種類のとうもろこしピッツァ」

そしてどうしても食べてみたかったもうひとつのメニューが、「北海道産2種類のとうもろこしピッツァ」(1,580円 税込)*8月31日までの提供* です。

まず驚いたのが、北海道産小麦を使った生地の魅力。充実感はあるけど、決して重くはないのです。そして小麦の風味が素晴らしい。ハーブのような植物の深い香りがします。

その上に2種類のとうもろこしがのってます。

左半分は「美瑛産とうもろこし」

ドライフルーツのように甘さが凝縮しています。美瑛の寒暖差が大きい気候や日照時間の長さが生み出した自然の恵みに、生ハムの食感と塩味がアクセントをつけます。バジルソースも美味しい。

そして右半分は十勝の「ピュアホワイト」

北海道で開発され生産されている糖度がかなり高いタイプです。生でも食べることができるのですが、それをあえてピッツァに使用すると、クリームソースとピュアホワイトの柔らかいクリーミーな感触がマッチしてたまりません。

最初の一切れづつは、そのまま食べて、その後「ペペロンチーノオイル」(唐辛子辛みオイル)をかけて、それぞれの甘さと辛さのハーモニーを堪能しました。

なお、ピッツァの上のとうもろこしが結構転がりますので、私はクルクルとピースごと巻いて食べてみました。この食べ方ですと、特に生地がすし飯のように具材をくるむ「ピッツァ寿司」みたいになって、小麦ととうもろこしの美味しさを存分に感じることができますよ!

ワインも忘れるな。

グラスワインとしておすすめのヴェネト州のおすすめの白ワイン、マアジがつくる「モデッロ・ビアンコ」(グラス580円、ボトル特別価格2,980円 いずれも税込)をオーダーしました。

現在、ナチュールワイン(亜硫酸塩など保存料が入っていないか少ないワイン)やビオワイン(葡萄畑の環境を減農薬などにしているワイン)にはまっている私ですが、このワインも亜硫酸塩の影響が弱く、製造工程もヴィーガンに配慮したナチュラル志向のもの。

葡萄品種はピノグリージョ(ビノグリ)、ピノビアンコ(ピノブラン)、ヴェルドゥッツォ、シャルドネなどで、青リンゴやフローラルな風味を感じました。

そして、今回はさらに気になった「フェウド・アラウド グリッロ」(ハーフボトル1,280円 税込)をオーダー。

シチリアの葡萄品種グリッロ100%のワインで初体験です。ももや紅茶、ジャスミンのようなニュアンスで複雑!これがトマトソースやモッツァレラチーズ、とうもろこしとよく合いました!

こちらのお店では、ワインはイタリアンとしての個性を活かすため、イタリアワインをメインとしています。個人的にはイタリアワインはフランスワインよりも個性が柔らかく、料理とペアリングしてこそ実力を発揮すると思います。

北海道イタリアンとは、イタリアの知恵やワインの力を借りて北海道の素材の個性を最大限発揮するスタイルと言えそうですね。

ドルチェはやはり、ティラミス!

自転車に乗った後の私の胃袋はまだまだ元気。ということでイタリアンのデザート(ドルチェ)といえば、ティラミス。今回は日高産マスカルポーネや生クリームを使用したフレッシュで品の良い、でも緻密な食感が嬉しい「自家製ティラミス」(650円 税込)を頼みました。エスプレッソコーヒーとの相性も格別でしたよ!

自分の舌で確かめたものしか書きたくないし、取材スタンスが営業よりにならないようにするため、「自腹」での飲食取材をしている私、今回も上記は全て私の食べ歩きの趣味や「北海道フードマイスター」の勉強もあるので自分で支払っていますが、最後に例外的にアイスクリームとパンナコッタの一皿をプレゼントしてくれました。嬉しい、可愛い、美味しい。

スタッフさんも本当に気持ちが良いお店で、また来てみたいと思います。Mia Boccaの次の限定は「さんまパスタ」だそうで、また来てみたいと思いました。

注意
今回の商品は季節限定となりますので提供時期にご注意ください。

Mia Bocca 北2条店

住所:札幌市北区北2条西3丁目1−20 sitatte sapporo 2F

電話: 011-211-6585

営業時間:

ランチ:11:00~16:00

ディナー:17:00〜23:00

日・祝日のディナータイムのみ22:00まで

(L.O.:フード1時間前、ドリンク30分前)

席数:62席

駐車場:無

公式Webサイト:こちら。 

公式Instagram:こちら。 

(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

地域クリエイター(札幌市)

通訳案内士(全国&札幌)、そしてライターや日本遺産炭鉄港、日本遺産候補小樽、サッポロコンシェルジュのガイドとして、いつも札幌市内の出来事やおすすめ情報を探しに歩いてます。最近、少し鉄気味。交通ネタや都市インフラに興味が行きつつあります。サイダー(シードル)大好き。ホルン(フランス式ピストン)とテナーホーン吹き。

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