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小5で「一生モノ」を買う。子どもの自立のためのモノの選び方

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもを「暮らしに必要なモノを自分で選び管理できる子」に育てるために日々奮闘している藤原友子です。

子育てをしているとお金がかかります。

できるだけ出費を抑えたいので、制服や学習道具などはできるだけお下がりを利用するようにしていますが、そんな我が家でも4人の子に一生モノとして1人に一個買い与えるモノがあります。

小5で手にする「一生モノ」とは

それは裁縫道具です。

小学校5年生の時に、家庭科の授業で使うために購入の案内が学校から届くのですが、節約したくても一人に一個、その子だけの裁縫道具を購入しています。

その理由は、

将来、家を出る時に持っていけるように。

裁縫道具を手に入れる5年生ごろから、我が子たちは、ユニフォームの背番号を自分で縫い付けることにチャレンジしています。

子どもたちは、いつか成長して家を出ていくでしょう。その時に大がかりな裁縫はしなくても、ボタンが取れたりしたら自分で付けて欲しいと考え一人に一個一生モノとして与えているのです。

「一生モノ」を買う時、選ぶ基準が明確になる

将来自立した時にも使う裁縫道具ということは、とりあえずその時だけ使えればよいということではありません。

これから何十年も使う事になるから、子どもたちの裁縫道具を選ぶ基準も明確です。

長く使えるモノ、飽きの来ないモノ

になります。

また、裁縫道具だけではなく何か学習道具などを買う時、

●とりあえず小学校のうちだけ使えればよいのか?
●下の子も使うことになるのか?
●大人になっても使い続けるのか?

このように我が家はどんな使い方をするか?を考えるとどういうモノを購入すればいいのか、選ぶ基準が見えてきます。

我が家は、裁縫道具を一生モノとして購入しました。一生モノと聞くと、高価な時計や着物と言ったモノを想像するでしょうが、ずっと大事に使うことができるモノは一生モノです。

子どもの時期は体も心も大きく成長するため、その時々に必要なモノがどんどん入れ替わるので、その時の直感で好きなモノを買うこともよいですが、

これから先の将来のことを考えてモノを購入する経験も大事なのではないでしょうか。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、モノや暮らしを「自分軸で選べる人」を増やすために活動中。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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