<1分でわかる>子どもの日には何を食べる?料理に込められた意味や由来を栄養士が解説!
五月五日は「端午の節句」
子どもの日とも呼ばれています。
お子さまの成長を感じられる節目のひとつなのでご家族でお祝いをするご家庭も多いのではないでしょうか。
今回は「端午の節句」に食べるべき料理と意味・由来ついて詳しく説明していきたいと思います。
興味がある方は最後までご覧ください。
今回の目次
1 端午の節句とは
2 食べるべき料理と意味・由来
3 端午の節句に行うべきこと
4 最後に
1.端午の節句とは
男の子の成長を祝って健康を祈る行事です。中国からはじまったとされる行事で「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれます。
もともとは悪いものを祓うために菖蒲を軒下に飾ったり枕の下にひいて寝たりして厄除けをする風習がありました。
端午の節句に男の子の成長を祝うのは、菖蒲が「勝負」と同じ読み方のため、勇ましい男の子に育ってほしいという願いのためと言われてます。
2.食べるべき料理と意味・由来
柏餅
・米の粉を練って蒸し、その中にあんこを入れて柏の葉で包み再度蒸したもの
意味・由来
柏は古来、神聖な木とされ、樹木を守る神もこの木に宿ると言われていたことや新芽が出ないと古い葉が落ちないため「跡継ぎが途絶えない」「子孫繁栄」と結びつけ縁起のよい食べ物として端午の節句に食べられるようになりました。
ちまき
・もち米や葛粉などを水で練って、茅の葉や笹の葉、竹の皮などで包んで蒸したもの。
意味・由来
食べて邪気を祓うとされています。形が蛇に似ているので節句の日に食べると毒虫の難を逃れられるとも言われ食べられるようになりました。
3.端午の節句に行うべきこと
菖蒲湯(しょうぶゆ)に入る
*菖蒲湯…菖蒲の根葉を湯船に入れて沸かしたお風呂のこと
菖蒲は音が「武勇を重んじること」「勝負」につながることから端午の節句に用いられるようになりました。邪気を祓い無病息災を願います。
こいのぼりを飾る
こいが滝を昇ると龍になるという伝説があり、こいのぼりには男の子が出世できるようにという願いが込められています。
五月人形を飾る
健やかな成長と強くたくましい男の子に育ちますようにという意味が込められています。
4.最後に
いかがだったでしょうか。今回は柏餅やちまきに込められた意味や由来を解説しました。
端午の節句はお子さまの健やかな成長や無病息災を願う行事です。
年に1回の行事ですのでぜひ盛大に祝ってあげて下さい!
【もっと学びたい人へ】
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