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徳川吉宗に学ぶ!節約&貯蓄術〜江戸幕府8代将軍の知恵を現代に活かそう〜

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享保の改革で知られる徳川吉宗。

吉宗は質素倹約で有名です。

将軍にもかかわらず1日2食。しかも一汁三菜。当時の徳川御三家の中ではかなりつつましい食事です。そんな江戸幕府将軍から現代にも活かせる節約&貯蓄術を学んでいきたいと思います。

なぜ吉宗は節約をしていたの?

単純に使いすぎたからです。管理していた金山や銀山の資源が無くなってきたこと。そして火事・地震・火山の噴火などなど様々な災害復旧のため、幕府は経済的に苦しくなりました。

徳川吉宗は倹約令を出して大名たちに節約するよう命じたのです。予期せぬ不幸や、ライフイベントに備えた貯金は大事。では次に、具体的な吉宗の実践を見ていきましょう。

節約&貯蓄術4選

1.固定費の見直し

大奥にいた女中を4000人から1300人に減らしたと言われています。しかも、他でもやっていけるであろう美しい女性から順番に解雇。

驚きですよね……

しかしこれにより女中たちの生活や美容のために使っていたお金を節約することができました。この行動から「当たり前に毎日使っているものへの支出を疑うことの大切さ」を学べます。

毎月固定で払っているものは本当に必要ですか?広い部屋や自動車、ハイスペックなインターネット回線など、もっと安く抑えることはできませんか?

身の丈に合ったものを必要な分だけ使うようにしましょう。

2.無駄な支出を防ぐためのルール作り

また、徳川吉宗は享保の改革として公事方御定書という裁判の基準を作ります。これは喧嘩を少なくするためです。「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉が生まれるほど喧嘩が多い。

大きな喧嘩がおきるほど復旧に時間がかかったりけが人が出たりと治安が悪くなりますよね。無駄な支出を防ぐためのルール作りを実践していたのです。

そこで、皆さんも貯蓄のためにルールを決めてみては?

・コンビニに行くのは週に1回
・水筒とお弁当作りを始める
・欲しいものがあってもすぐに買わない

節約ルールを決めて習慣にすると意外と簡単に達成できるかもしれません。

3.支出を減らして収入を増やす

貯金がないなら収入を増やせばいいじゃない。当時の税金は年貢として米を納めさせていましたが、足りていなかったため質素倹約を命じました。しかし、それだけでは幕府の財政は回復しません。

ないものは増やせば良いのです。そこで、徳川吉宗は新田開発でお米を育てる田の量を増やし、上げ米の制で大名に税を納めさせました。つまり、回収する米を増やしたのです。

この行動から「お金がないと焦る前に、自分の収入を増やす」ことが学べます。副業やフリマアプリの活用、給料アップのための勉強などできることを探してみると良いですね。

4.節約を頑張った後の楽しみをつくる

お花見の文化。実は徳川吉宗が庶民の楽しみとして作った文化なのです。質素倹約、風俗矯正のように娯楽を厳しく取り締まった吉宗はストレス発散の場としてたくさんの桜を植樹し、お花見の文化を作ったと言われています。

この行動から「節約を頑張るためのご褒美が必要」ということが学べますね。

お金を貯めてどうしたいのか、楽しみやご褒美を作ってみましょう。未来にワクワクできると日々の節約も苦しくない。

最後に

江戸幕府8代将軍徳川吉宗に学ぶ節約&貯蓄術をまとめ

1.固定費の見直し
2.無駄な支出を防ぐためのルール作り
3.支出を減らして収入を増やす
4.節約を頑張った後の楽しみをつくる

現状を変えるためには小さな行動が大切。幕府の財政難のために行動した徳川吉宗のように、みなさんも目標のために行動してみてはいかがでしょうか。

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