100個以上食べて分かった!防災のプロが選ぶ非常用ご飯ベスト3
最近、大地震などの災害が多く、何か備えたいとお考えの人は多いのではないでしょうか。備えとして、始めにそろえておきたいのが飲食物ですが、多くの商品があり、どれを選べば良いのか迷います。
そこで100食以上の非常用ご飯を実食。そのなかでおいしさのあまり、思わずうなったご飯を3つに厳選しました。
この記事を読めば、普段はあまり食べない、非常用ご飯の味のポイントや作り方が分かります。非常食は災害時だけでなく、登山やキャンプなどの携行食としても役立ちます。旅のお供にしても良いでしょう。
【ベスト3】香ばしい旨味からほっこりする味まで
3つの非常用ご飯をそれぞれレビューします。賞味期限は3つとも5年です。
①ガーリックトマトご飯|数少ないニンニク入り非常食
まずは希望食品の「ガーリックトマトご飯」です。
ご紹介する非常用ご飯の作り方は簡単。カップ麺とほぼ同じ要領です。必要なのはお水のみ。
食べるときに食器はいりません。アウトドアでの食事にもぴったりです。
袋を開けると、ニンニクの香ばしい匂いが漂います。あの特有の香りだけで食欲が急上昇。
味はうま味が強く、クセになります。トマトのかみごたえがありながらも、滑らかな食感も合いまって、パクパクと食べられます。
食後にはニンニクの香りが口のなかに広がり、美味しさの余韻にひたれます。
ニンニクのパンチとご飯のボリュームで味覚もお腹も満たされます。
絶品ご飯であることはもちろん、非常食のなかでニンニクやトマトを使った商品はレア。希少性の高さからも逃さず、備蓄品に加えておきたいです。
②赤飯|ほっこり小豆で気持ちがやわらぐ
次は尾西食品の「赤飯」です。
赤飯はお祝いの場で食べることが多く、非常食にするには少しはばかれますが、食事のバリエーションを増やすには役立ちます。
作り方は先ほどの「ガーリックトマトご飯」とほとんど同じです。お好みに合わせて塩を入れるのが異なるポイント。筆者は塩を全て入れましたが、ちょうど良い味付けでした。
非常食にもかかわらず、味や食感は普段食べる赤飯と同じで本格的です。
小豆の甘みと塩味のバランスが最高。モチモチご飯のかみごたえと小豆の優しい口当たりも良くマッチします。
シンプルな味ながらも、小豆を食べるとほっこりとリラックスできます。
手作りの赤飯と同等のクオリティが再現されているため、ベスト3入りにしました。
小豆は食物繊維やタンパク質、鉄分、カリウムなどのミネラルが豊富で体の調子を整えるのに役立ちます。被災生活で不足しがちな栄養を手軽に摂れるため、こちらも備蓄しておきたい一品です。
③チャーハン|やみつきになるピリ辛
最後はサタケの「チャーハン」です。
作り方は1つ目のご飯と同様。お水を多めに入れるとスープチャーハンにもできます。
袋を開けると、焦げた香辛料やネギのような香ばしい匂いに空腹が刺激され、食べたい気持ちが早まります。
味は心地の良いピリ辛で食べ始めると手が止められません。コーンやキャベツもたくさん入っており、チャーハン単品でも満足。後味にもピリ辛が持続し、キレがあります。
非常食の商品にチャーハンは多くありますが、サタケの商品が最も本格的でクセになる味でした。
【非常食】3日〜1週間分備蓄しよう
巨大地震などの大災害が起これば、あらゆるものが入手困難になる恐れがあります。そのため、備蓄用の飲食物が必要。最低3日分、できれば1週間分の食料を備蓄しましょう。
以下の記事では、おすすめの非常用ご飯をご紹介しています。
食事は生きるのに必要なだけではなく、生活に彩りを与えます。お好きな味があれば、ぜひ非常用ご飯に加えておきたいです。
【ご飯】おすすめの非常食51選|おいしさをすべてチェック・賞味期限5年以上(外部リンク:防災グッズのレビューサイト「レジハック」)