洗濯槽の黒カビ・汚れを撃退!洗濯のプロが教える【大掃除】5ステップ
洗濯研究家の平島 利恵です。
年末は、洗濯槽をキレイに大掃除して、新年を気持ちよく迎えたいですよね!
洗濯槽洗浄をしっかり行う場合、漕洗浄コースは10時間以上時間がかかります。時間に余裕をもって、早めに掃除をスタートしましょう!
STEP1 洗濯槽クリーナーを選ぶ
洗濯槽クリーナーには酸素系と塩素系があります。ご自宅の洗濯機の汚れ具合やご家庭の構成に合わせ選びましょう。
クリーナーによってはドラム式には使えないものもあるので、購入前に確認します。
塩素系クリーナーとは
黒カビの殺菌・洗浄力が高いため、1年以上掃除をしておらず、カビだらけである可能性が高い場合は、塩素系がおすすめです。
刺激臭が強いため、換気をしながら使用します。酸性のものと混ざると有毒ガスが発生するため、細心の注意を払いましょう。
槽洗浄後、塩素の刺激臭が残る場合は、すすぎを行います。
台所用の塩素系漂白剤とは異なり、長時間のつけ置きでも洗濯槽を傷めないよう腐食防止剤が配合されているため、洗濯槽の掃除には洗濯槽クリーナーを使用しましょう。
酸素系クリーナーとは
酸素の力で汚れをはがして落とします。塩素の刺激臭が苦手な方や、石けん洗剤を使っており、石けんカスが残っている場合は、酸素系がおすすめです。酸素系クリーナーはお湯を使うことで洗浄力がUPします。
塩素系と比べると、カビを除去する力が弱いため、黒カビが出続けることがあります。その場合は、何度かすすぎを行うか、もう一度洗濯槽クリーナーを使用しましょう。
酸素系漂白剤で代用すると、泡が大量に発生し、故障や水漏れの原因となることもあるので、掃除の際には洗濯槽クリーナーを使用します。
STEP2 糸くずフィルターの掃除
糸くずフィルターに詰まった汚れを洗い流します。目詰まりを起こしている場合は、ぬるま湯につけ、柔らかくしてから掃除します。
フィルターが目詰まりしていると、衣類に糸くずが付きやすくなります。さらに濡れた糸くずは洗濯槽の黒カビの原因にもなるので、糸くずフィルターは洗濯のたびにしっかり掃除し、乾かしてから戻しましょう。
糸くず汚れが多い時
糸くずは、洗濯の際衣類同士が擦れあうことで発生します。
洗濯時の負担が大きく、糸くずがたくさん出る(=衣類が傷んでいる)こともあるため、水量を増やし、優しく洗いましょう。
STEP3 洗剤・柔軟剤投入口の掃除
洗剤・柔軟剤投入口が汚れたままになっていると、黒カビが発生します。さらに汚れで詰まってしまうと、洗剤・柔軟剤を投入できなくなります。
洗剤・柔軟剤投入口を外し、柔らかい布や綿棒などできれいに掃除しましょう。
酷い汚れにはクエン酸
汚れがこびりついて落ちないときは、クエン酸スプレーを塗布し、しばらく放置してから洗い流しましょう。
洗剤・柔軟剤の溶け残りを防ぐコツ
柔軟剤や濃縮タイプの洗剤は、溶け残ることがあります。その場合はあらかじめ水で薄めてから使用すると溶け残りを防ぐことができます。
粉末洗剤の場合、水温が低い冬場は溶けにくいことがあるため、お湯で溶かしてから投入口に入れましょう。
STEP4 乾燥フィルターの掃除
乾燥時に出た糸くずやホコリなど、わた状のゴミが蓄積します。目詰まりしている時は、指の腹で優しくこすりながらぬるま湯で洗います。
フィルターをブラシで強くこすると、のびたり、破れたりする原因になります。
ホコリが蓄積すると、乾燥効率が下がり、故障の原因にもなるため、乾燥フィルターは乾燥機能を使うたびに掃除する習慣をつけましょう。
STEP5 排水溝の掃除
排水口には排水時のゴミが溜まります。ゴミがたまっていると、水の流れが悪くなるため、排水溝は半年に一度を目安に掃除しましょう
洗濯槽を清潔に保つことは、洗濯の基本です。
カビだらけの洗濯槽で洗濯をしていては、衣類の雑菌・カビ・ニオイを防ぐことはできません。
洗濯槽は黒カビが繁殖しやすい上、汚れを目で確認できないため、月に一度はクリーナーで槽洗浄を行い、清潔に保ちましょう!