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心身症の治し方(心身症の治療・改善)

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日は、「心身症を治し方」についてお話したいと思います。

はじめに。
ストレスは、心と身体と行動に悪影響を及ぼすと言われています。
に影響を及ぼした場合は、憂鬱な気持ちになる、イライラする等です。
身体に影響を及ぼした場合は、頭が痛くなったり、お腹が痛くなったりする等です。
行動に影響を及ぼした場合は、お酒を飲み過ぎてしまう、ギャンブルに熱中してしまう等です。

心身症とは、ストレスが身体に悪影響を及ぼす心の病のことを言います。

胃潰瘍、喘息、アトピーやじんましん、円形脱毛症、高血圧、頭痛やリウマチなども、全部が全部そうであるわけではないのですが、心身症である可能性は少なくないです。

心身症は、原因がストレスなわけですから、頭が痛いからと言って頭痛薬を飲んだり、胃が痛いからと言って胃薬を飲んでも、一時的に良くなることはあっても、基本、回復には向かうことはありません。(キッパリ)

まずは、自分のストレスおよびストレッサーを自覚することが大切です。
そして、そのストレスを出来る限り浴びないよう心掛けることです。
ちなみに、多くの場合、ストレスは、対人関係であることが多いです。

次に、
心身症の具体的な治し方ですが、方法は次の4つです。

1.薬物療法
心身症は、心の病ですが、心身症になった場合は、精神科・神経科に行くより、心療内科に行ったほうが良いでしょう。精神科・神経科は、統合失調症やうつ病など、精神病の方が行く所です。
頭が痛いのであれば、頭痛を和らげる薬、胃が痛いのであれば、胃痛を和らげる薬を飲みますが、それと同時に、心身の緊張、不安、抑うつを改善させるためのお薬を精神科医の指導の元、飲まれると良いでしょう。

2.生活習慣の是正
心身症の人は、生活が乱れていることが多いです。心身症を治すためには、睡眠食事運動を整えることが大切です。特に、睡眠時間の確保は重要です。それから、煙草やお酒は、出来る限り控えることです。規則正しい生活をして、なるべく日光に当たると良いでしょう。

3.リラクセーション
心身症には、さまざまなリラクセーション法が有効です。ヨガでも瞑想でもいいので、毎日定期的にやっていきましょう。そうすることによって、ストレスに対する耐性が作られていきます。

4.カウンセリング
心身症には、カウンセリングが有効です。カウンセラーに十分に話を聴いてもらい、その上で、偏った思考・行動パターンを是正していくのです。カウンセリングでは、悪い習慣を修正し、新しい良い習慣を身につけるための方法、認知行動療法も有効です。

認知療法とは、下記です。
①どんな時に、身体に異変を感じるのか?
②その時、どのようなことを考えているのか?
③症状を発生させることによって、どのような結果がもたらされるのか?
上記の3点を評価して、カウンセラーとクライアントが協力して、より良い考え方や行動を身につけ、問題を解決していくのです。

以上です。

ご安心ください。心身症は、基本、ストレスから離れ、適切な治療を施せば、概ね、半年ぐらいで改善するものです。

最後に、心身症は、ストレスに無自覚な人がなりやすい心の病と言えます。
よって、日頃から、自分の感情を大切に扱い、避けられるストレスは出来る限り避け、自分をいたわりながら、毎日をお過ごし下さい。


というわけで、今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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