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【姫路市】カキにハモに白子 「播磨灘の魚介×技術」のコラボで未知との遭遇 

千姫文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

姫路城のすぐ南。「はりかい姫路城店」は、お城周辺の散策途中に、登城の行き帰りに、立ち寄る人が多い休息スポット。地元の海の幸や地酒が気軽に味わえます。

魚の質はお墨付き! 理由は播磨灘を中心とした活魚・鮮魚の卸売販売業「播磨海洋牧場」(姫路市白浜町)の直営店だから。そして、魚介類には驚きの秘密があるのです。

カキは一年を通して提供

一番に目に飛び込んでくるのは屋台のような、カキを焼くスペース。

カキメニューは生・焼き・蒸し(各1皿2個・660円)と燻製(各1皿2個・770円)
カキメニューは生・焼き・蒸し(各1皿2個・660円)と燻製(各1皿2個・770円)

店ではカキを一年中、提供しています。独自の育成法で身が大きく食べごたえ十分、新鮮なのは言うまでもありません。千姫はいつもオーダーしています。

家老屋敷風の外観。「にの屋敷」
家老屋敷風の外観。「にの屋敷」

家老屋敷でカキ三昧って、素敵でしょ。

でも今回はハモと白子をピックアップ。

技術にうなるハモと白子

ハモと白子は姫路市の「ものづくり開発奨励」を受賞し、兵庫県の特産品「五つ星ひょうご」にも選定されています。

まずはハモ。

ハモの蒲焼き風(660円)
ハモの蒲焼き風(660円)

特大ハモの蒲焼き風を食して衝撃を受けるのは、骨が感じられないこと。1kgを超えるハモは骨切りしても骨が残り、食材には不向きとされてきました。しかし同社が開発した軟骨化技術などで「骨ごと食べられるもの」に。きっかけは商品価値を高めて漁師に還元したい、骨のせいで魚が苦手になる子供に受け入れてもらいたい、との思いでした。ウナギとはまた違う淡白な白身を楽しみつつ、“柔らかい骨”に注目を。

次に白子。

白子の燻製(550円)。食品添加物は不使用
白子の燻製(550円)。食品添加物は不使用

ボラの白子も同社にかかると上等な珍味に! 独特なにおいのイメージで敬遠されがちなボラですが、技術を駆使し、燻製にして白子の旨味を最大限に引き出した一品です。

もちもちした食感と良いあんばいの塩加減にお酒が進んじゃう。

共にテイクアウト可(テイクアウト用の白子の燻製は1本・2500円)
共にテイクアウト可(テイクアウト用の白子の燻製は1本・2500円)

お酒はというと、姫路市をはじめ兵庫県の日本酒が充実しています。

夏にぴったりな地酒がスタンバイ
夏にぴったりな地酒がスタンバイ

「播州一献 夏辛」と「奥播磨 深山霽月(みやませいげつ)」をグビグビ。

夏辛はキリッ、キリリッ、シャキーン(訳:辛口で切れ味抜群)。

深山霽月はホワ~ン、グルングルン(訳:飲みやすくて深みが口の中で回る)。

テラス席正面には大天守が

カウンターは4席、オープンテラスは4人掛けテーブル4卓が設置されています。店舗東側のテラス席からはお城が!

店舗東側のテラスからの風景
店舗東側のテラスからの風景

店舗北側のテラス
店舗北側のテラス

千姫の指定席はカウンター。沈んだ気分のときは元気になれる、ハイテンションのときは落ち着かせてくれる、心をリセットできる場所なのです。この感覚、皆さんと共有できるかしら。

カウンター
カウンター

はりかい姫路城店
住所:兵庫県姫路市本町68 にの屋敷
営業時間:11:00~17:00
定休日:不定休
※「ハモの蒲焼き風」と「白子の燻製」はネットショップでも販売

文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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