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【世田谷区 代田】冷やしらーめんが猛暑にぴったり!見た目は普通のラーメンだけどキンキン

奥野大児フリーライター・編集者・ブロガー(東京都世田谷区)

夏になったら冷やし中華を食べたくなる人は少なくないと思いますが、僕はこれを知ってから冷やし中華欲がとても小さくなりました。それは代田と若林に店舗を構えるラーメン店「麺通」の冷やしらーめんです。魅力あるメニューは他にもありますが、冷やしらーめんに限定してご紹介。

京王井の頭線 新代田駅の改札を出て左に進み数分。環七の内回り側に店はあります。

カウンター数席、テーブル席も数席あります。

冷やしらーめんは880円、辛いタイプの冷やし四川らーめんは930円です。券売機のボタンにはこれらのメニューがないので、同じ金額の食券を買い、スタッフに「冷やしらーめん(冷やし四川らーめん)ください」と言いましょう。

さっぱりが増強する「ねぎカイワレ増し」(100円)は冷やしらーめんを愛する筆者お勧めのオプションです。もちろん、今回も追加しました。
オプションを追加した金額で、うまく食券の調整をすれば大丈夫ですよ。

しばらくして出てきた冷やしらーめんがこちら。油が浮いていて、普通のラーメンみたいですが、これがキンキンに冷えているんですよ。丼は冷蔵庫から取り出したような冷たさで、その冷たさに負けない温度のスープが夏らしくてうまいです。海苔、メンマ、チャーシューが入っています。
食べます。

味自体はすっきりした東京の醤油ラーメンそのものです。屋台出身のお店で、醤油ラーメンは長年培われてきた味。それがきれいに冷やしらーめんとして昇華しているなあと感じられます。

中細の自家製麺はスープを上手に拾い上げ、口に入れれば小麦の甘みとスープのしょっぱさが気持ちよく広がります。温かいラーメンのときにはスライスされるチャーシューですが、冷やしらーめんでは短冊に切られて提供されます。このチャーシューとねぎ・カイワレが、これまたよく麺・スープに合うんですね。

夏にラーメンを食べているのに、身体がひんやりしてきます。見た目がラーメンなのにひんやりとする、一瞬、脳がバグったような感じがたまりません。

冷やし四川らーめんも頂きました。辛さは有料で変更でき、標準から2段階上げた「辛さ3」(40円)で注文。もちろん「ねぎカイワレ増し」も。

先ほどの冷やしらーめんに赤い雪化粧をしたかのようなラーメンが出てきました。見た目よりは辛くありませんが、このインパクトは辛いもの好きの脳に、食べたい強い欲求を与えてきます。

独自に調合された唐辛子はただ辛いだけではありません。辛味好きがよく味わうとうま味すら感じられるほどの細やかさのある唐辛子で、単に唐辛子の量を増やしただけで「辛さ○倍」というそこらメニューとは段違いの旨辛を堪能できます。

丼の冷たさ、スープの冷たさは同じで、ひんやりしたラーメンを食べた後に、唐辛子の効果で胃の中からぽかぽかした温かみを感じられるのが面白いところ。

冷た辛いラーメンは斬新。辛味好きの人は、一度は試してみることをお勧めいたします。

これらメニューは夏季限定となっていますが、毎年、始まりの日や終わりの日が決まっているわけではありません。スープ切れによる早じまいなどもあるため、詳しい営業情報は公式(代田店・若林店共通)のInstagramをフォローしてご確認ください。

麺通 代田店 Instagram 
住所:東京都世田谷区代田5-13-10
営業時間:11:30~22:00(水曜定休)

フリーライター・編集者・ブロガー(東京都世田谷区)

1971年生まれ、世田谷生まれ世田谷育ち。20代はDBエンジニア、30代は社内SEで、40代からフリーに。執筆ジャンルはIT・ガジェット・旅・グルメ・歴史など。編集はエンターテインメントメディアを。初めての店で馴染み客っぽくなるのが得意。

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