熱帯低気圧が発生へ、来週半ばにかけて西日本へ接近する可能性も
熱帯低気圧が発生へ
タイトル画像をみると、赤い丸の中にわずかに雲の渦巻きが確認できます。気象庁の予想によると、この雲渦があす20日(日)午前9時までには熱帯低気圧となり、あさって21日(月)にかけて、小笠原付近から日本の南へ西進してくる見込みです。
来週半ばにかけて西日本へ接近も?
発生が予想される熱帯低気圧は日本の南を西進しながらやや北上し、23日(水)頃、四国や九州の南にかなり近付くような計算となっています。日本の南の海水温は、今週初めに近畿を直撃した台風7号がゆっくりと進んだ影響で、海水がかき混ぜられ、平年よりやや低く、27度から28度程度となっています。
このため、今のところ、この熱帯低気圧が大きく発達するような場ではなく、台風まで発達する可能性はかなり小さいと思われますが、それでも熱帯の湿った空気をたっぷりと持ち込んでくるために、より一層不安定な天気となり、西日本を中心に、雨雲が発達することも考えられます。
西日本を中心に要注意
週間予報をみると、熱帯低気圧が近付く予想の四国や九州南部では、傘が目立つ予報に変わってきており、大荒れとなるおそれは小さいものの、雨脚が強まり、大雨となるようなことは想定内となっています。
一方、熱帯低気圧の影響が小さい東京都心は、晴れ間の広がる時間帯が多く、来週にかけても35度以上の猛暑日が続く予想です。とはいえ、熱帯低気圧の動向によってはもう少し雨寄りの予報に変わる可能性もなくはないでしょう。
引き続き、最新情報にご注意ください。