福岡市南区井尻の住宅街で

井尻駅から徒歩数分の場所。この辺りは一軒家やマンションが立ち並ぶ住宅街。その一角に平屋のような建物のラーメン屋さんが。そこには「、、ラーメン」という看板が。思わず「いラーメン」と読んでしまいそうですが、「、、（てんてん）」と読むようです。なので、「、、（てんてん）ラーメン」というお店。名前の由来も歴史も詳しいことは知らないのですが、地元民に聞くとおススメで、訪れても多くの人で賑わう人気店です。

店内はシンプルなラーメン屋さんといった感じ。白いカウンターテーブルに丸椅子が昔ながらの雰囲気ですね。店前と横に駐車スペースもあるのですが、すぐに埋まってしまうので、そんな場合は近隣のコインパーキングを利用したりもします。駅チカでもありますから、電車でも来やすいです。

テーブル席も２つあります。マンガ本が置いてあったり、壁のボードには地域のお知らせなんかも。地元民がおススメするお店ですから、地域密着型なんですね。
このお店はもちろんラーメンが人気ではあるのですが、売切れ後免の〈タコめし〉が大人気。早ければお昼の早い時間に売切れることも。タコめしがいただけるときは絶対いただきたい必見メニューです。

ピリ辛もやしラーメン

個人的に大好きで人気も高いのが、ピリ辛もやしラーメン。真ん中に特製の辛味噌がトッピングされ、たっぷりのもやしにネギ、そしてメンマも結構入ってます。そこにバラチャーシューが3枚も。かなり豪華なトッピングです。

塩味の効いた、醬油豚骨の味わいです。その塩味も嫌味なく、ラード感もあり豚骨の旨味も染み渡るスープとバランス良く仕上がっている。このピリ辛もやしラーメンには、トッピングのボリュームもあるので、それぞれの味わいが交わる中に、このピリ辛味噌の刺激が良き味わいを加えます。

そこに博多王道的な低加水の中細麺。程よくコシを感じながら、強めのカエシの味わいと良き絡みです。麺の食感や味わいに、このスープがまた良き味わいで交わります。辛さの刺激も感じながら、これは美味い一杯。

もやしラーメン＆タコめし

こちらはもやしラーメンに、必ず食べたいタコめしのセット。やっぱりタコめしを確実にいただくならお昼前でしょう。早ければ開店から間もなく、お昼を迎えるころには売切れ後免のことも。訪れた時に巡り合えたらラッキーです。

茶褐色のスープはシンプルに醤油ダレが効いた、豚骨の旨味が溢れるワイルドな味わい。少し強めにも感じるカエシの味わいが良いんですよね。忘れてはならないのがバラチャーシュー。しっかりとした味わいでお肉の旨味がギュッと詰まっています。このチャーシューが3枚もトッピングされているのが密かに嬉しい。

そしてこちらが必ず食べたい幻のメニューともいわれるタコめし。ぶつ切りのタコにゴボウも入った炊き込みご飯。ネギがパラパラっとトッピングされ、優しく控えめな味わいがラーメンに良く似合う。これはラーメンには絶対必須です。皆、訪れる人がタコめしは必見！という意味がわかります。

ラーメンとタコめしをあわせていただきながら、あまりの美味しさに替玉。ボリュームありそうだけどサクッといただける美味しさです。

卓上にはゴマやコショウに紅ショウガなどオーソドックに揃います。

そして珍しいのがこの島とうがらし。沖縄料理に使われることが多いですが、ラーメンに加えるとまたひと味違う味わいに。替玉時に少し加えてみても面白いかも。

ラーメンも美味いのはもちろん、幻のタコめしを求める人が数多く。このお店はタコめし、なんて言われますが、ピークタイムを外した時なんかに前を通ればラーメンも食べたくなる。そんな町の美味しいラーメン屋さん。
お店の横の壁に看板がありますが、リトルテンテンとしてお店の隅の一角でアイシングクッキーの販売なんかもしてるようです。
住宅街の一角に佇む地域密着型の町のラーメン屋さんは、地元民こそが愛する人気店であり、名店でした。

｀｀ラーメン (てんてんラーメン)