エンジェルスの「チーム本塁打王」は…。前日にマイク・トラウトが1本リードも、すぐに大谷翔平が追いつく
9月11日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、1回表にホームランを打った。現時点のシーズン本数は34本、順位はア・リーグ2位タイだ。チームメイトのマイク・トラウトと並んでいる。この日、トラウトは出場しなかった。
6月19日の試合を終えた時点では、トラウトが大谷に8本差をつけていた。それぞれ、21本と13本だ。オールスター・ブレイクを迎えた時点でも、24本と19本。トラウトが5本リードしていた。
だが、トラウトは、オールスター・ブレイクを挟み、7月13日から8月17日まで、30試合に欠場した。その間に、大谷は、8本のホームランを打ち、トラウトを追い抜き、3本差をつけた。
その後のホームランは、大谷が7本、トラウトは10本だ。9月4日から10日まで、トラウトは6試合続けてホームランを打ち、大谷を逆転したが、11日に大谷が追いつき、現在は34本で並んでいる。
直近18試合の2人のホームランは、以下のとおり。この間、大谷は17試合、トラウトは16試合に出場している。
大谷がチーム本塁打王になれば、2年連続2度目だ。トラウトは、2年ぶり7度目となる。エンジェルスで3番目にホームランが多いのは、18本のテイラー・ウォードだ。
これまでに、エンジェルスで複数の選手がチーム本塁打王を分け合ったシーズンはない。最多はトラウトの6度。2014~15年(36本、41本)と2017~20年(33本、39本、45本、17本)だ。各5度のティム・サーモンとブラディミール・ゲレーロが、トラウトに次ぐ。サーモンは、1993年(31本)と1995~98年(34本、30本、33本、26本)。ゲレーロは、2004~08年(39本、32本、33本、27本、27本)だ。
なお、今シーズン、大谷とトラウトが、ともにあと6本以上のホームランを打つと、エンジェルスでは、2015年のトラウトとアルバート・プーホルス(現セントルイス・カーディナルス)に続き、2組目の40本塁打デュオが誕生する。7年前は、トラウトが41本、プーホルスは40本を記録した。
トラウトが継続中の6試合連続本塁打と、エンジェルスの30本塁打デュオについては、それぞれ、こちらで書いた。