【多肉植物】今が殖える!後悔するほど爆増する超王道「姫秋麗」葉挿しの殖やし方
多肉植物の醍醐味と言えば「殖える」ですよね。親株から葉を取り1週間後、根や芽がでてくる。カットした親株から新芽が、その先端部分から根っこが。
多肉植物は、生命力が高く私達を楽しませてくれる最高の植物です。
きっと今読んで下さっているあなたも、少なからずこの魅力をしっているはずです。簡単に増える!と言われるから、誰でも増えるんだろうな~とチャレンジした人も多いはずです。
ですが、私のもとに届く声は「殖えない、すぐ枯れる、溶ける」こういったお悩みです。難易度が高い品種を選んでいる場合もありますが、多くは管理法やとり方に問題がある場合が多いです。
そこで今日は、増やす練習!超王道で、葉挿し成功率ほぼ100%の姫秋麗を使って、誰でも簡単に葉挿しで増やせる方法をご紹介します。
姫秋麗は葉挿しの練習に向いてます
姫秋麗は葉挿しのコツを掴むのに最適な品種です。姫秋麗以外に朧月や秋麗も葉挿しの練習台に適していますが、私が姫秋麗をおすすめする理由は、コンパクトなサイズ感と様々なシーンで楽しめる品種だからです。
朧月や秋麗で何度も練習し増やすと置き場所がなくなるという問題が発生します。姫秋麗は小粒で場所をとらず思いっきり練習に励めます。
また、単体鉢で楽しむ以外に、寄せ植えでも可愛い姿をみせてくれます。アンニュイな紅葉はエケベリア寄せで色を繋ぐ役目を果たしたり、隙間を埋めるにもちょうどいいサイズ感です。
ただ、園芸店やホームセンターで手に入り難い品種でもあります。ネット販売やハンドメイドECサイトでは比較的簡単に安価で購入できますので、そっちをチェックするといいですよ。
姫秋麗の葉挿し練習スタート
姫秋麗は、カットも葉挿しも成功率ほぼ100%です。
葉挿しで難しいのが「とる」作業です。葉と茎の接合部分の成長点を傷めず葉に残しとることで、葉から根や芽が成長します。
一般的な多肉植物は、葉を横にゆらしながらそっと、とるのですが、茎に成長点が残ったり、葉の途中が切れて失敗するケースが多いです。
姫秋麗は、手で触れるとポロポロととれるので簡単に葉挿しにすることができます。
発芽発根のスピードが高いのも特徴です。一般的な多肉植物が2週間~1か月かかるところ、姫秋麗は最短1週間で発芽発根します。
姫秋麗の葉を優しくもち軽く左右に揺らします。ポロっと落ちたら、挿し芽用土か多肉植物用培養土へ置きます。
冬は軒下の明るい日陰に、夏は軒下の日陰で管理します。発根前の水やりは不要です。冬は約10日ほどで発芽します。夏は1週間ほどで発芽発根します。
発根したら水やりのサインです。根の付近めがけ土の表面が濡れる適量の水を軽く回しかけます。発根初期は霧吹きでもオッケーです。
土の表面が乾いたら、同じように少量の水やりを繰り返し、芽が2回り大きくなったら、お日様にあて、他の多肉植物と同量の水やりをします。
早ければ4か月ほどで、親株と同じサイズまで成長します。他の多肉植物より工程がカンタンなのと、成長速度も早いため練習に最適というわけです。
さいごに
コツを掴んだら、セダム、グラプトペダルムなど普及種と呼ばれる品種を中心に練習してみてください。少しずつ難易度をあげて、いつかエケベリアの可愛い葉挿しを成功できるように。
ぜひ多肉植物の虜になってくださいね。