コスパ最強の大盛カップ焼そば「デカうま」と「ごつ盛り」何が違う?
安価な大盛カップ焼そば「デカうま」と「ごつ盛り」
今回レビューするのは、日清食品の「デカうま Wマヨソース焼そば」と東洋水産の「ごつ盛り ソース焼そば」。安価で大盛のカップ麺ブランドである「デカうま」と「ごつ盛り」それぞれのカップ焼そばを食べ比べ、両者がどう違うのかを比較していきます。どちらもスーパー等で150円以下で店頭に並んでおり、中には100円程度で購入できる場合もあります。
大盛カップ麺のパイオニアといえばエースコックの「スーパーカップ」がおなじみですが、今回レビューする「デカうま」や「ごつ盛り」は「スーパーカップ」より安価でコスパ重視。
特に「ごつ盛り」は、多くのお店の店頭に並ぶ定番ブランドとなっており、「スーパーカップ」とともに大盛カップ麺の代名詞的な存在となっています。
「デカうま」「ごつ盛り」カップ焼そばの内容物
「デカうま」と「ごつ盛り」の内容物。「デカうま」が別添袋2つで「ごつ盛り」が3つ。前者にはカップにあらかじめキャベツが入っているのに対し、後者はキャベツのみ入った「かやく」の袋が付いていました。
麺量はどちらも130gの大盛ですが、具のキャベツの量は「ごつ盛り」が多いです。
「デカうま」は「粉末ソース」なのに対し、「ごつ盛り」は液体ソースが付いています。「粉末ソース」は昔からカップ麺やインスタント麺で使われていますが、麺と混ざりにくいという欠点があります。湯切りの際に完全に湯切りし切らないで、ほんの少しだけお湯を残すと混ぜやすくなります。
一方「液体ソース」は麺とうまく混ざりやすいですが、少し水っぽくなる欠点があります。現在は、袋焼そばでは粉末ソース、カップ焼そばは液体ソースが多くなっており、中には両方入っているカップ焼そばも存在します。
マヨネーズにも違いがあり、「デカうま」は「からしマヨ」なのに対し「ごつ盛り」は「キユーピーからしマヨネーズ」で、安価品にも関わらずブランドマヨを使用しています。
日清食品「デカうま Wマヨソース焼そば」
まずは日清食品の「デカうま Wマヨソース焼そば」から。「デカうま」はラーメンから和風カップ麺、さらに油そばなど計7種発売されており、スーパーやドラッグストアなどで安価で売られています。
粉末のソースと「からしマヨ」に、細くて縮れのついた油揚げ麺とキャベツの組み合わせ。商品名の「Wマヨ」は「からしマヨ」の他に粉末ソースにもマヨネーズの風味がつけられていることに由来します。
スパイシーな粉末ソースにマヨネーズの風味がつけられており、キレを感じる尖った味となっています。また甘みも強めにつけられていて、スパイスと甘みで振り幅が大きい味なのが特徴的。
別添の「からしマヨ」は、マヨネーズのコクはそれほど強くなくライトですが、からしの辛味が強めで鼻にツーンときます。スパイシーで甘みも強いソースと相まって、かなり派手な味でした。
東洋水産「ごつ盛り ソース焼そば」
続いては東洋水産の「ごつ盛り ソース焼そば」。多くのスーパーやドラッグストアの店頭に並ぶ定番中の定番商品です。「ごつ盛り」もラーメンから和風カップ麺、さらに塩焼そばや油そばなど全部で9種類発売されており、「デカうま」以上に店頭で多く見かけるブランドとなっています。
液体のソースと「キユーピーからしマヨネーズ」に、「デカうま」よりひとまわり太くて縮れのついた油揚げ麺と、こちらも「デカうま」より少し多いキャベツが合わせられています。
中濃ソースやどろソースのコクが感じられるソースは油分が多め。スパイスはおとなしめで油分が多いことも相まって、尖らず丸みのある味に仕上げられています。「デカうま」と比べると落ち着いた味という印象でソースのコクが強く、比較的誰でも食べやすい味なのではないでしょうか。
「キユーピーからしマヨネーズ」は、からしの刺激はおとなしめで、キユーピーらしくマヨネーズのコクが際立ちます。ソース同様、刺激よりもコクが重視されているようです。
同じ安価大盛カップ焼そばでも味には大きな違い
どちらも安価で大盛という共通項を持つ「デカうま」と「ごつ盛り」のカップ焼そばですが、味は両者大きな違いがありました。
「デカうま」はソースのスパイスや甘みとからしマヨでの刺激によってメリハリある味なのに対し、「ごつ盛り」はソースやマヨネーズのコク重視で尖っておらず食べやすい味でした。また「ごつ盛り」はキャベツが少し多くて麺が太めです。
世の値上げラッシュのご時世の中、カップ麺もご多分に漏れず値上げが進みました。そんな中で今回の両商品はかなり安価で手に入れられる上、量も味も満足できる庶民の味方。どちらもオススメで、気分によって食べ分けると良さそうです。