パドレスはホームのここ3試合ともサヨナラ本塁打。これは史上初!?
6月20日、サンディエゴ・パドレスは、サヨナラ勝ちを収めた。9回表の2失点で同点とされたが、その裏の2死走者なしから、ジェイク・クローネンワースがホームランを打った。
パドレスは、アウェーの6試合(1勝5敗)を挟み、その前にホームで行った2試合も、9回裏のサヨナラ本塁打で白星を挙げている。打ったのは、6月11日がカイル・ヒガシオカ、12日はジャクソン・メリルだ。
オプタ・スタッツによると、間にアウェーの試合を挟むかどうかを問わず、ホームで3試合続けて9回裏にサヨナラ本塁打は、パドレスが史上初だという。
過去にも、3試合続けてサヨナラ本塁打で勝ったチームはある。ただ、いずれも、そのうちの少なくとも1試合は延長に入っている。
例えば、2019年6月21日~23日のロサンゼルス・ドジャースは、21日の9回裏にマット・ビーティ(現アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、22日の11回裏にアレックス・バーデューゴ(現ニューヨーク・ヤンキース)、23日の9回裏にウィル・スミスがサヨナラ本塁打だ。
ドジャースの場合、3人ともルーキーだったことが史上初。パドレスの3人中、ルーキーはメリルだけだ。ドジャースの3試合連続サヨナラ本塁打については、当時、こちらで書いた。
◆「ルーキー3人による3試合連続サヨナラ本塁打は、2人続いた時点で史上初」
また、5年前のドジャースは、アウェーの7試合(3勝4敗)を挟み、6月21日~23日と7月2日~3日に、5試合続けてサヨナラ勝ちを収めている、4試合目と5試合目は、コディ・ベリンジャー(現シカゴ・カブス)のサヨナラ四球――5者連続四球の5人目――とサヨナラ本塁打だ。
ちなみに、ドジャースの5試合連続サヨナラ勝ちは、史上最長ではない。こちらもオプタ・スタッツによると、1920年以降、1シーズンに5試合以上の連続サヨナラ勝ちは5チーム目。その前の4チームのうち、2000年のカンザスシティ・ロイヤルズは、4月10日~13日と25日~26日に、アウェー9連敗を挟み、サヨナラ勝ちを6試合続けた。
パドレスは、前日に続き、6月21日もホームでミルウォーキー・ブルワーズと試合を行う。