意外な限定品!「なか又」さんの思わず頬張りたくなるふわしゅわどら焼きの粒あんは伊勢丹新宿店だけ!
あれこれ見比べながら迷う楽しみも醍醐味、それがデパ地下の魅力のひとつではないでしょうか。気が付けばぐるぐる同じところを回っているなと思いつつ、いつもと何か違うものを買いたいと思う日は特に回遊魚のごとくうろうろと。
手土産等で異なる世代が揃って食べられるような和菓子がいいなと思っていると、誰に基準をあわせていいか迷ってしまうことはありませんか?
創業2018年、比較的新しいブランドではございますが、実は創業100年弱だった鮮魚仲買の店舗がはじまり。一度幕を下ろしますが、今までとは異なる形で再誕なさった群馬県前橋市に本店を構える「なか又」さん。王道のどら焼きやあんこやカスタードクリームを包んで焼いたミニサイズの大判焼きのようなお菓子のほか、トレンドとトラッドが交差する人気商品も販売しているのです。
今回は本店ではなく、伊勢丹新宿店の店舗でのみ購入可能ななか又さんの代名詞でもある「ふわふわわぬき」の粒餡をご紹介。
どら焼きの生地に泡立てた卵白をたっぷりと合わせたスフレのような生地が印象的。関東では収穫量一位を誇る群馬県の小麦粉、そして群馬県産の卵をあわせています。しゅわしゅわとした生地は、割るというよりも裂けるといったほうが相応しい質感。
こちらのスフレ生地の皮、非常に卵の風味が際立つ仕上がりとなっており、甘さが飛び込んでくるというよりは、しゅわしゅわと解けていくたびに卵と小麦粉の香ばしさが滲んでいくというようななんとも落ち着く味わい。
そして北海道産小豆の粒餡もまた甘いあんこ、ではなく素朴な一面を残したあっさりとした風味豊かな粒餡です。保冷剤をつけてくださるので冷たい状態で召し上がっていただくのも美味しいのですが、個人的には500wで20秒ほど温めたものがおすすめです。全体的により空気感が増し、更に卵のコクが引き出されて大きな一口で頬張りたくなるほど。
大きな口でおもいきり…というのは、いくつになってもやめられませんね。
見た目はイマドキでも口の中に飛び込んでくる美味しさは、意外にシンプル。だからこそ様々な国籍、世代の方が訪れる伊勢丹新宿店という場所に相応しい和菓子なのではないでしょうか。着目するポイントは違えども、「美味しいね」と揃って口にできる和菓子が、もっともっと広がっていくことを願ったある日の昼下がり。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<なか又・伊勢丹新宿店>
公式サイト(外部リンク)
東京都新宿区新宿3-14-1 地下1階
03-3352-1111
10時~20時