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新博多醤油そばを掲げる〈福岡の非豚骨店〉こだわりの食材と直前に削る鰹節など調理の手間を惜しまない名店

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

2022年の6月に開業し、まもなく3年を迎える。福岡市南区五十川の住宅地の一角に存在する〈新博多醤油そば もやい〉。2020年代に福岡に現れ出した非豚骨系のラーメン店の中でも比較的新しいお店。店舗は白と黒を基調とした一軒家の外観でラーメン専門店のソレというよりも高級な蕎麦屋さんといった趣のある大人な雰囲気のお店だ。フラッグシップ麺は基本二つで「醤油そば」と「塩そば」になる。

まずは御品書きから。最初にあるのが「特製」で、チャーシュー3種・初摘み海苔・青菜・メンマ・白ネギ・味付き玉子・素揚げごぼうのトッピング全種類が入っている。「特製醤油そ」ば」1100円、「特製塩そば」1100円、「特製背脂醤油そば」1250円、「特製背脂塩そば」1250円。

特製醤油そば

「醤油そば」は、甘みもありながらも、どちらかと言えばキレのある醤油のスープ。その褐色に近い濃い見た目ながら鶏の旨みもしっかりと感じられるとてもバランスのとれた一杯。

フラッグシップ麺「特製醤油そ」ば」1100円。
フラッグシップ麺「特製醤油そ」ば」1100円。

1番人気の「特製背脂醤油そば」1250円。
1番人気の「特製背脂醤油そば」1250円。

特製塩そば

「塩そば」は、さらに鶏の旨みを多く感じながらも、塩本来の旨みもバランスよく取り入れられた逸品で、塩そばってこんなに美味しいんだなぁと改めて思えるおすすめの一品。

いずれも鰹節を調理直前で削るというこだわりで、その華やかな節の香りで食欲をそそる。特製は、別皿にて初摘み海苔、味変用のドライトマトなどがそえられて提供される。

別皿にて初摘み海苔、味変用のドライトマトなどがそえられて提供。
別皿にて初摘み海苔、味変用のドライトマトなどがそえられて提供。

さらに無菌豚肩ロース・初摘み海苔・青菜・メンマ・白ネギが乗っている「醤油そば」850円、「塩そば」850円、「背脂醤油そば」1000円、「背脂塩そば」1000円というのが基本のラインナップになる。

「醤油そば」850円。
「醤油そば」850円。

また、季節や期間限定の 「限定そば」もあり、現在は3種類の変わり種の麺メニューを提供中で「花巻きそば」800円、「スパースカレーそば」850円、「冷やしとろろそば」1500円というラインナップになる。「花巻きそば」は、上質な海苔がたくさん散らされた一品で、海苔と節の豊かな香りを感じながら、溶けはじめた海苔を麺に絡めつつ啜るもよし、海苔とスープの旨みを共に感じながらいただくもよしの、どちらも楽しめるところが最高。

さらに「スパイスカレーそば」は、麺好き・ラーメン好きの方はもちろん、スパイス系のカレーが好きな方にもぜひお試しいただきたい逸品。スパイスカレーのスープというよりもスパイスカレーのまぜ麺という感じでとても食べやすかった。(あまり辛いのが得意でない自身でも大丈夫な辛さでした)

ららぽーと福岡の割と近くにあり、最寄りの駅はJR鹿児島本線の「竹下駅」や西鉄天神大牟田線の「大橋駅」といったところですが、少し離れている(徒歩で10分〜20分ほどかかる)ので、駅からバスかタクシーを利用していくのがよいかもしれません。

新博多醤油そば もやい
住所  :福岡県福岡市南区五十川1丁目15-4[地図
営業時間:11時30分~15時00分 17時00分〜21時00分
定休日 :水曜日
駐車場 :専用駐車場あり(店舗横に8台分ほど)

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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