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今年も残り2か月!片づけの目標を達成できない2つの大きな原因を知り、今年こそは目標達成をめざそう

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

気が付けば今年も残り2か月と少し。1年の終わりが見えてくると片づけをして1年間をスッキリ終わらせたいと思う人が増えてきます。

でも、モチベーションが続かなかったり、目標を立てただけで終わってしまった経験はないでしょうか。

そこで今日は、片づけの目標を達成できない2つの大きな原因についてです。

その1.目標があいまいである

片づけは、ダイエットと似ていると言われます。

以下2つのダイエットの目標、どちらが成果が出やすいと思いますか?

A.今度こそ痩せる!
B. 今年中にマイナス2キロ痩せて去年の冬に買ったあの服を今年も着る

Aの目標は、痩せたいという気持ちは伝わってきますが、具体的な行動までは示していません。

Bの目標は

●期限(今年中)
●具体的数字(マイナス2キロ)
●目標達成時のイメージ(ゴール)(去年の冬に買った服を着る)

この3つが具体的に示されているので、「じゃあどうすればいいか」を考えやすく目標が達成しやすいです。

片づけの目標でよくありがちな、「スッキリしたい」「キレイにしたい」という言葉も多用しがちですが少しあいまいです。

例えばリビングをスッキリさせたいと思うのであれば、

・いつでも人が呼べるリビングにしたい
・家族が自分のモノを置きっぱなしにしないようにしたい
・どこに何があるかわかるようにしたい…など

自分はどんなスッキリを目指したいのかを具体的に言語化できると、「じゃあどうすればいいか」が見えてきます。

その2.自分の力では達成できない目標になっている

例えば、「家族に片づけに協力してもらう」というような目標は達成できるかは家族次第です。

家族に片づけに協力してもらうために、「自分は何をしたらよいのか?」この部分を目標にした方がよいでしょう。

例えば、以下のような感じです。

子どもに片づけに協力してもらう
子どもが使ったモノを元に戻してもらえるようおもちゃの収納を見直す

△夫に趣味のモノを片づけてもらう
夫の趣味のモノがリビングにはみ出さないように、収納道具の買い足しを検討する

目標が達成できない原因は色々ありますが、今年残り2か月で片づけをしようと思った時に、あいまいで、結果が他人次第であると達成まで迷走するし、モチベーションも長続きしません。

2022年も残り2か月という期限を設けやすいタイミングである今、片づけの目標はより具体的に考え「じゃあ自分は何をすればいいのか」がわかるものにすれば、一つでも行動に移すことができるのではないでしょうか。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。

長男との片づけバトルを通し、まず好きなモノを「選ぶ」ことが片づけには大事だと実感。

現在は片づけに興味があるなし関係なく、自分の人生をよりよくしたい人向けに、モノを選び残す楽しさと選ぶことにより暮らしが充実することを発信し、人それぞれが「自分の選ぶ」を楽しむ時代を作るため活動の幅を広げている。

二男二女の母、決してマメではないため「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」をいつも意識している。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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