日本人選手3人が二桁本塁打のシーズンはあるのか。大谷翔平が39本、吉田正尚が12本、鈴木誠也は9本
8月2日、鈴木誠也(シカゴ・カブス)は、シーズン9本目のホームランを打った。相手は、捕手のルーク・メイリー(シンシナティ・レッズ)――大量点差の野手登板――だが、誰から打っても、ホームランであることに変わりはない。
昨シーズンの14本塁打に届くかどうかはさておき、2年連続二桁は、まず間違いなさそうだ。カブスは、ここから54試合を行う。
今シーズン、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)と吉田正尚(ボストン・レッドソックス)は、それぞれ、ここまでに39本塁打と12本塁打を記録している。
3人の日本人選手が二桁本塁打のシーズンは、過去に2度ある。2005年と2009年がそう。2005年は、松井秀喜(23本)、イチロー(15本)、井口資仁(15本)の3人。2009年は、松井秀喜(28本)、イチロー(11本)、福留孝介(11本)の3人だ。
4人以上のシーズンは、まだない。2009年は、5人になってもおかしくなかったが、松井稼頭央と城島健司は、どちらも二桁に1本足りなかった。城島は、シーズン二桁本塁打が2度あり、2006年に18本塁打、2007年に14本塁打を記録している。松井稼頭央のシーズン本塁打は、2009年の9本が最も多かった。ちなみに、2人とも、日本プロ野球時代のシーズン最多本塁打は36本だ。
今シーズンの場合、WBCジャパンのメンバーとしてプレーしたラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)を含めると、二桁本塁打はすでに3人。鈴木があと1本打つと、4人となる。ヌートバーは、8月2日のホームランがシーズン11本目だ。オールスター・ブレイク後の6本塁打は、両リーグ9位タイ。4位タイに位置する大谷と、1本しか違わない。