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【京都市】東山区 『瓜生石』は『知恩院の七不思議』の一つ…

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

大晦日の除夜の鐘でも知られる『知恩院』さん。映画「ラストサムライ」などでもロケ地として使われたことでも知られています。その「知恩院」黒門前にある「瓜生石」(うりゅうせき)。

それはそれは地面に埋まっている大きな石。突如、道路のど真ん中に大切に保存されているのを見れます。

その素性についてはさまざまな言い伝えがあり、「知恩院の七不思議」の一つとされています。

知恩院が創建される前からここにあるんだそう…

どうして「瓜生石」と呼ばれるかは、諸説あるそうで、一夜にして瓜生石に瓜が実ったという謎めいた話、誰も植えたおぼえがないのに瓜が勝手に生えてツルが伸び、瓜が出来たから瓜生石、という説。あるいは、八坂神社の牛頭天王が瓜生山に降臨し、つぎにここに現れたから瓜生石、という説。

私が小さい時に聞いた話では『隕石』だというのもありました!これは都市伝説ですが、ここから二条城までの秘密のトンネルが掘られていたとか、様々な憶測が飛ぶ「瓜生石」は、人々の関心が絶えない石なんですね!w

近くの「粟田神社」では毎年9月14日の丑の刻に、神列が「瓜生石」の周りを三回回る「れいけん」という祭祀が行なわれていました。

京都のロマンは尽きないですね〜w

瓜生石

京都市東山区林下町(知恩院黒門前)

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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