【都城市】こんな大きな『がね』見た事ない!駅前で35年愛される居酒屋2代目の郷土料理愛に感動。
こんにちは、Yahooニュースエキスパートで都城市と三股町の情報を発信しているベーグル犬885です。
皆さんは最近「がね」を食べましたか?
都城にお嫁に来て、姑や知合いに教わったお料理の中で美味しいと思って真似しているものが色々とあります。さつまいものかき揚げのような「がね」もその一つ。いつの間にか我が家の定番になっています。
今年の夏、筆者の実家に帰省した時、家庭菜園のニラを利用してガネを作ったら、両親が「美味しい!これなんていう料理?」というではありませんか???
「『がね』って言ってね、都城では一般の家庭で普通に作られる天ぷらみたいなもの。」と簡単に答えたものの、「レシピ教えて!」と質問され…、
改めて聞かれても適当な味付けなので教えられなくて、ちゃんとしたレシピをネットで調べて転送してあげようとしましたが、私が姑のを見よう見まねで作っていた『がね』と一般的な『がね』のレシピは違っていて、転送することができませんでした。
ろばた焼き明石『至福のがね』
この秋、11月2日に「地域づくり団体全国研修交流会」に参加させていただき、全国から来た方々に混ざっって、焼酎と肉料理の他に代表的な都城の郷土料理をいただきました。その中に「ろばた焼き明石さんの『至福のがね』」がありました。さつま芋と人参とニラだけのシンプルなもので、外はサクっと中はモチモチでほのかに甘い衣で美味しかったです。
夏から「がね」のレシピをいろいろと探していた身としては、一度明石で揚げたてを食べてみたいと思い。先日行ってみました。
忘年会シーズンに突入しているので週末は難しいと思い、月曜日行ったのに満席でした。その場で予約して後日伺いました。(その日は冷凍の「至福のがね」をテイクアウト)
35年前にろばた焼屋さんから始まった「ろばた焼 明石」は、今の2階建ての大きなお店に移って24年だそうです。
駅に近い立地もあり、地元民はもちろんのこと、観光や出張で都城を訪れる方々に人気のお店。新鮮なお魚や串焼きの他、郷土料理を食べられるお店として有名。
宴会で利用したことが何度かありましたが、「がね」を食べた印象はありませんでした。
15〜6年前からお客さんの要望に応える形で、郷土料理を提供し始めたとのことです。地頭鶏のもも焼き、がね、チキン南蛮、めひかり唐揚げ等が食べられます。
お刺身は日南や都井岬等から朝仕入れた新鮮なお魚です。絶対食べてほしいメニューです。(筆者の知人で魚屋の娘が選ぶ店なので間違いありません。)
みんなが大好きなチキン南蛮。郷土料理として各お店が個性を出す中、観光客に「こちらがチキン南蛮です。」と自信を持って紹介できそうな、スタンダードな、ど真ん中の味でした。
ガネを注文しました。
注文するときに、店員さんが手をグーの形にして「こぶし大ぐらいある大きさのものが4つになりますが、お二人ですので、ハーフにしますか?」と確認してくれましたが、どんなものか見てみたくてそのまま注文しました。
来たのは本当にゲンコツ大の大きなガネでした!迫力はありましたが、2人の時は次回はハーフを注文したいと思いました。
太めの短冊ぎりになっているお芋も人参もとても甘くてびっくりしました。(串間アオイファームの紅はるかを使用しているそうです。)予想通り外はカリカリ、中はもちもちで、疲れた時には特に最高の1品ですね。
冬なのにゴーヤーがあるんだ!と注文しました。甘〜い味噌と苦いゴーヤーのハーモニーがなんとも言えません。
郷土料理"ガネ,,の伝道師とテイクアウトできる冷凍の「至福のがね」
このお店のがねは冷凍で購入できます。「株式会社くしまアオイファーム」と「ろばた焼 明石」がコラボで開発した「至福のがね」はネット販売もしています。
コロナ禍で客足が減りお店が大変な頃、「『がね』を食べたい」とテイクアウトを注文されるお客様がいて、他にも「がねを食べると元気になる」、「都会に住む息子に送りたい」といった声が…、
店主の茭口さんはそんな声に背中を押されて「地元のお客様や、コロナ禍で帰省できない県外在住のお客様が、いつでも気軽に召し上がれるものを作りたい!」と、クラウドファンディングに挑戦して冷凍がねを開発し商品化。
3年前から「オイモール」で販売を開始しました。
今では、お土産やふるさと納税返礼品としても大変喜ばれています。
このことをきっかけに、親子料理教室の講師としてがねを教える機会出来て、今では食育活動や郷土料理の伝道師としても意欲的に活動しています。彼の夢は「全国にガネを広め100万人のがねサポーター、“ガネニスト“を作ること」とのことです。
「明石」には外国人観光客や留学生のお客さんも増えているということなので、「がね」は間違いなく海を渡って海外の家庭でも作られるようになるでしょうね。
小麦粉の代わりに米粉にしたり、甘いさつまいもの時は砂糖を控えたり、豆腐や生姜を入れたり、レシピが無限にありそうなの南九州の家庭料理「がね」。
筆者の母は夏からハマり、近所の人にも振る舞っています。先日宮崎に遊びに来た時には道の駅やスーパーで購入し食べ比べをして「わかった!」と納得して帰って行きました。
皆さんの家庭ではどんな「がね」を食べていますか?お聞きしたいです!
子どもにはおやつとして、食物繊維豊富なおかずとして、お酒のお供として、つくづくよくできた食べ物ですよね。
明石の「至福のがね」美味しかったですよ!
店舗概要
ろばた焼明石
【住所】 〒885-0023 宮崎県都城市栄町22−2(マップ)
【電話】0986-25-8504
【定休日】 日曜日 ・祝日の月曜日(料理L.O. 21:30 ドリンクL.O. 21:30)
【アクセス】JR都城駅徒歩1分
【Instagram】→こちら
【至福のがねネット注文(オイモール)】→こちら
本記事の情報は、筆者が訪問した時点のものです。メニューや価格などに変更がある場合もありますので、ご了承ください。
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